名誉の名における女性たちの殺害はイスラーム法に反する行為なり──ムフティーたち。
2016年05月08日付 The daily Jang紙

イスラームには私設法廷やジルガ(=部族会議)のいかなる余地もない。イスラーム法的共同声明が発表。
ラホール発(特派員):―パーキスターン・スンニー統一評議会の議長サーヒブザーダ・ハーミド・ラザーの要求に基づき、統一評議会のムフティー(=イスラーム法学の権威)たちは自身のイスラーム法的共同声明において、アボッターバードでジルガの決定に基き16歳の少女を殺害の上その遺体が焼却されるという痛ましい事件をイスラーム法と道徳に反し、違法であると位置づけた。イスラーム法的共同声明では以下のように述べられている。「イスラームにおいて私設法廷及びジルガのいかなる余地もない。イスラームは、母、姉妹、そして娘を自前の身勝手な慣行の名において殺害することを決して許していない。名誉の名における女性たちの殺害はイスラーム法に反する行為である。イスラーム教はイスラーム国家の司法制度に従えと教えている。ジルガの少女の遺体を焼却するという決定は最悪の無知に基いている。この痛々しい事件に加担した犯人たちを厳重に処罰し、一罰百戒とすべし。」と。イスラーム法的共同声明に名を連ねたムフティーたちの中には、ムフティー・ムハンマド・ハスィーブ・カードリー、ムフティー・アクバル・リズヴィー、ムフティー・ムハンマド・フセイン・スィッディーキー、アッラーマ・ムハンマド・アクバル・ナクシュバンディー、アッラーマ・ムフティー・ムハンマド・カリーム・ハーン博士、アッラーマ・グラーム・サルワル・ハイダリー、アッラーマ・タンヴィールル・イスラーム・ナクシュバンディー、アッラーマー・ハーフィズ・ヤークーブ・ファリーディー、アッラーマー・サイフ・スィヤールヴィー、ムフティー・ムハンマド・シェール・ハーン、ムフティー・ムハンマド・バフシュ・リズヴィー、ムフティー・グラーム・ウスマーン・ガニー、ムフティー・ムハンマド・ムナッワル・フセイン・リズヴィー、ムフティー・アブドゥッシュクール・リズヴィーが含まれている。

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(翻訳者:吉川天音)
(記事ID:545)