パーキスターンはパターンコート襲撃事件では白
2016年06月03日付 The daily Jang紙
パーキスターン政府や何れの同国機関が関与したという証拠も得られませんでした──インド国家調査局長官 パーキスターンにインド側の「白」のお墨付き
これまでの捜査では、襲撃においては何れかの秘密機関の関与も窺えません。捜査の仕上げのために我がチームはパーキスターン政府から入国の許可が下りるのを待っています。
ジャイシェ・ムハンマドが事件の主犯です。モウラーナー・マスウード・アズハルとその兄弟、ロウフ・アズハルを逮捕します──シャルド・クマールNIA長官の地元テレビへのインタビュー 我々の主張が勝利しました──サルタージ・アズィーズ
ニューデリー(通信各社/本紙):―インドはパーキスターンをパターンコート襲撃事件では無関与であると断定し、「白」であるお墨付きを与えた。インドの調査機関であるNIA(=国家調査局)の長官、シャルド・クマール氏はこう認めた。「パーキスターン政府や何れの同国機関が関与したという証拠も得られませんでした。これまでの捜査では、襲撃においては何れかの秘密機関の関与も窺えません。我々は捜査活動を終了しました。捜査の仕上げのために我がチームはパーキスターン政府から入国の許可が下りるのを待っています。パーキスターンは必ずやチームに許可してくれるものと期待しております。ジャイシェ・ムハンマドが事件の主犯であり、有力な証拠を掴んでいますのでモウラーナー・マスウード・アズハルとその兄弟、ロウフ・アズハルを逮捕します。」と。詳細によれば、シャルド・クマールNIA長官はパターンコート襲撃事件ではパーキスターンは白であると断定した。地元テレビのインタビューに答える中で、同長官はこう述べた。「パターンコート襲撃事件にパーキスターン政府もしくはその何れかの機関が関与したという証拠は得られませんでした。」と。ジオ・ニュースによると、彼はこう述べたという。「NIAはインド国内での捜査を終了しました。我がチームは目下この捜査の仕上げのためにパーキスターン訪問に向けて入国許可が下りるのを待っております。」と。シャルド・クマール氏曰く、「我々は、パーキスターンは自国領内での捜査を許可してくれるものと期待しております。」と。彼は、ジャイシェ・ムハンマド及びモウラーナー・マスウード・アズハルを当襲撃事件の首謀者であると断定し、こう述べた。「我々の許にはモウラーナー・マスウード・アズハルとその兄弟、ロウフ・アズハルに関するかなりの数の有力な証拠があります。我々は彼らを逮捕する予定です。」と。ある質問に答えてシャルド・クマール氏曰く、「これまでの捜査では襲撃に如何なる秘密機関の関与も窺えませんでした。」と。シャルド・クマール氏の発言でパーキスターンの立場は一層強化される一方で、インドのマス・メディアはこの事実に我慢がならず、パーキスターンを酷評しました。ちなみに、本年1月2日にインドのパターンコート軍事空軍基地が襲撃されたところ、その襲撃のニュースがまだ十分に世間に公表されないうちに、インドのマス・メディアはパーキスターンに対しお決まりの敵意をむき出しにしつつ、その責任をパーキスターンに擦り付け始めたのであった。空軍基地襲撃では5人のインド軍兵士が死亡する一方で、連続的に何日間も続行された軍事作戦で襲撃者たちもまた殺害されたのであった。サルタージ・アズィーズ外交顧問はこう述べた。「パーキスターンは当初よりパターンコート襲撃事件へは無関与であると主張しており、今やその主張が勝利したのです。」と。インドの調査局長官のインタビューに対する自身の印象を表明しながら、発言の中でサルタージ・アズィーズ氏はこう述べた。「パターンコート襲撃事件の後、インドはパーキスターンに責任を擦りつけてきましたが、我々は即座にパーキスターンはそれら襲撃に関与していないと反論しました。今日インドの調査機関もまたパーキスターンの主張を支持してくれたということです。」と。
話変わって、パーキスターン外務省はこれに対する印象を述べながら、こう述べた。「パターンコート襲撃についてはインドの調査機関であるNIA長官の発言によりパーキスターンの主張の正しさが証明されました。」と。同省のスポークスマン曰く、「パーキスターンは当初よりパターンコート襲撃事件の捜査でインドに協力しており、同襲撃事件の捜査では合同捜査チームがインドを訪れたこともありました。NIA長官の発言によりパーキスターンの主張が正しいということが証明されたわけです。」と。同スポークスマン曰く、「パーキスターンは近隣諸国との平和外交に信を置いています。……」
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(翻訳者:本間流星)
(記事ID:548)