チュンギー・アマル・スィッドゥー:恋愛結婚の件で母親が息子たちと共謀し娘を生きたまま焼殺
2016年06月09日付 The daily Jang紙

ズィーナトは5月29日に民事婚を行った。家族は口実を設けて彼女を家に連れ帰り、激しく暴行。母親と兄弟たちを逮捕。

ラホール(事件記者):-チュンギー・アマル・スィッドゥーで恋愛結婚をしたために18歳の娘ズィーナトに彼女の母親と兄弟たちは油を掛けて、生きたまま焼殺した。警察は彼女の夫ハサン・ハーンの請願を受けて母親のパルヴィーン・ビービーとその息子のザファル、娘の夫であるムシュタークを犯人として立件し、母親と兄弟たちを逮捕した。
伝え聞くところによると、ズィーナトは5月29日にバイク修理工ハサン・ハーンと民事婚を行ったが、結婚から数日後、ズィーナトの叔父や従弟らは彼女とその夫ハサン・ハーンに「人並みに正式に婚礼を挙げて、花嫁として送り出してあげよう」と言って、自分たちと一緒に彼女の母親の家に連れ出したという。ところが、彼らはズィーナトを家へ連れ帰ると暴行を加え、彼女の首を絞めた上、油を掛けて火をつけて殺害したという。付けられた火によってズィーナトの体は75%が焼け焦げ、彼女は即死であった。目撃者たちの証言によれば、早朝ズィーナトが上げる悲鳴が彼女の家から聞こえたという。近隣住民が駆けつけたが、門は内側から施錠されており、誰も家に入ることができなかったという。1時間近くズィーナトの悲鳴は止まなかったが、誰も門を開けず、そこで警察に通報したのであるという。被害者の夫ハサン氏の弁はこうである。「ズィーナトとは学生時代からの馴染みの仲で、4年前からは互いに好き合っていました。ズィーナトの家に結婚を申し入れましたが、断られました。ズィーナトの家族は彼女に暴力を振い、そこでわたしたちは5月29日に裁判所に赴き民事婚を行ったのです。結婚式の後、ズィーナトの叔父等が私たちの家を訪れ、私の妻に『一度家に戻りなさい。そうすれば人並みにお前を嫁として送り出してあげようじゃないか。そうすれば我々も面子が立つだろう。』と言いました。そこで私は6月3日に無理やり彼女を送り出しました。なぜなら彼女の叔父が『あの娘は無事だから』と保証してくれたからです。ズィーナトが家に帰った後、2日は連絡がありましたが、3日目に家族が彼女に火をつけ殺害しました。」
 イバーダット・ニサール・ラホール・キャント警察署長はこう述べた。「これは少々込み入った事件です。初回の取り調べでは主犯のパルヴィーンは無実を訴えています。ただ、更に取り調べは続きます。そうすれば、この事件が母親だけの単独犯行であったのか、他に共犯がいたのかという点も見えて参りましょう。なぜならこの事件は単独では成し得ないことは避けて通れない点であるからです。娘の喉元にはショールが巻かれていました。」と。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:高塚恵)
(記事ID:552)