157人のスィク教徒巡礼者がラホールに到着。列車の9時間の遅れに大々的な抗議。
2016年06月09日付 The daily Jang紙

インド政府が巡礼者たちをアターリーで足止め。暑さで多数が体調を崩す。

ラホール発(ジャング代表+主任記者+事件記者):グル・アルジャン・デーオ・ジーの命日に合わせて開催予定の大規模集会に参加するため特別列車で157人のスィク教徒巡礼者一行がインドからパーキスターンに到着した。一行の到着に際してパーキスターン鉄道局はワーガー国境検問所とラホール鉄道駅に、一方鉄道警察は特別スィク巡礼列車内で特別な警戒措置を敷いた。スィク教徒巡礼者一行は6月17日までパーキスターンに滞在する予定である。ラホールに加えてナンカーナー・サーヒブとハサン・アブダールにそれぞれ3日間滞在する。インドからラホールに到着予定のスィク教徒巡礼者一行を乗せた列車は9時間遅れで到着した。消息筋によれば、スィク教徒巡礼者一行はインド政府によりアターリーで足止めにされ、朝8時に列車でラホールに着く予定のところが、彼らの乗った汽車がアターリーからワーガー鉄道駅に到着したのは午後4時半頃であった。アターリーでスィク教徒巡礼者一行は激しく抗議した。ひどい暑さのため一行の多数が体調を崩した。また、同地で3人の男性スィク教徒巡礼者と2人の同婦人が暑さのため卒倒したということである。疎開者信託財産委員会の委員長スィッディークル・ファールーク氏に加えて委員会の他のメンバーやスィク教徒やヒンドゥー教徒がこれら客人たちを歓迎した。彼らには冷たい飲み物や軽食が振る舞われた。スィク教徒巡礼団一行の団長、サルダール・タナー・スィング氏とサルダール・ジタンダル・スィング氏はこの席での会話の中でこう述べた。「私たちはここに来られてこの上ない喜びを噛みしめています。私たちはパーキスターン政府と疎開者信託財産委員会に感謝します。私たちを熱烈に歓迎して下さり、また、私たちの聖所を適切に世話して下さっているのですから。」と。消息筋によれば、訪れる巡礼者は約1000人の予定であった。しかしワーガー駅を経由してラホールに到着したのは僅かスィク教巡礼者157名であった。噂によると、列車が遅れたために大勢のスィク教徒がアターリーから引き返してしまったということである。

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(翻訳者:吉川天音)
(記事ID:562)