テロリストたちはどんな宗教を信じたのか~首相の問いかけ~
2016年07月02日付 Prothom Alo紙


「襲撃者たちはいかなる宗教をも信仰していない。彼らにはどんな宗教もない。テロこそが彼らの宗教だ」―こう語った。
バングラデシュのシェーク・ハシナ首相は、今日(土曜日)11時半に首都ダカのボンゴボンドゥ国際会議場で開かれた、ダカ―チョットグラム国道の4車線化、およびジョエデルプル―マイメンシン国道の着工式の挨拶の中でこう語った。
「我が国には常にひとつの決意がある。バングラデシュには、テロリズムや過激主義は不要だということだ。今回のような事件はこれが初めてだ。これまでにテロリストたちは1,2の散発的な事件を起こし、人を殺している。しかしながら、突然彼らは今回の事件を起こした。これは極めて憎むべきことだ。犯人たちは武装して侵入し、テロリストとなって侵入し、人々を殺した。そして彼ら自身も生きのびることはできなかった」。
シェーク・ハシナ首相はさらに言葉を続け、「ラマダン月にムスリムが祈りを捧げる時間に…就寝前の礼拝を呼びかけるエシャ(イシャ)のアザーンが聞こえたというのに、アザーンを無視して彼らが人々を殺しに行ったということが理解できない。一体彼らはどんなムスリムなのか?彼らはどんな宗教を信じているのか?礼拝を捧げる代わりに、人を殺めに行ったのか?そしてそこで自分たち自身も生き延びることができず、死ななければならなかった。彼らの家族、そして彼ら自身は一体何を得たというのか?」と述べた。
首相は遺憾な気持ちを表しながら挨拶を次のように結んだ。「なぜこのようなテロの道を選ぶのか、私には分からない。このようにして殺人事件を起こすことによって、彼らは殺人願望や復讐心を満たした。ある人間が、どうして他の人間をこのように攻撃できようか?しかもこのラマダンという神聖な月に。神の慈悲によって我々はあの者たちを鎮圧し、打ち砕くことができた。このことを全能なる神に感謝します。そしてこの作戦に関わった人々のみなさんに御礼申し上げます。そして、我々に協力してくれた人々にも感謝いたします」。

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(翻訳者:森山雄圭)
(記事ID:564)