世界的に著名な社会奉仕家、エーディー氏逝く
2016年07月09日付 The daily Jang紙

まことに我々はアッラーのもの。我々はやがて アッラーのお傍に還らせて戴ける身

自身が用意した墓に生前自身が着用していた衣類に包まれ埋葬の予定。死してなお彼の両目は何れかの人物に導きを与えよう。

御年88歳のエーディー氏は腎不全のために療養中であった。金曜日腎臓透析の最中体調が急変し、過呼吸を受けて人工呼吸器に移されたが、午後11時14分帰らぬ人となった。

告別式は本日1時半、ナショナル・スタジアムで執り行なわれる。故人の遺言に従いその臓器は提供される。連邦政府はアブドゥッサッタール・エーディー氏の死を悼み1日間の国民の服喪を発表。国旗は反旗。

カラチ(ニュース編集部、テレビ記者、本紙、常勤記者):-苦行者然とした、博愛主義者にして著名な社会奉仕家、アブドゥッサッタール・エーディー氏がこの世を去った。これはアブドゥッサッタール・エーディー氏の子息、ファイサル・エーディー氏が発表した。御年88歳のエーディー氏は腎不全のためにスィンド泌尿器科学・移植術研究所(SIUT)で療養中であった。氏は金曜日腎臓透析の最中体調が急変し、過呼吸を受けて人工呼吸器に移されたが、午後11時14分帰らぬ人となった。氏の告別式は本日1時半にナショナル・スタジアムで執り行なわれる予定である。故人の遺言に従いその臓器は提供される。著名な社会奉仕家であったアブドゥッサッタール・エーディー氏の死に際し、マムヌーン・フセイン大統領やナワーズ・シャリーフ首相を始め政治的、社会的、宗教的な指導者たちが深い哀悼の意を表明した。パキスタン政府はアブドゥッサッタール・エーディー氏の死去を悼み1日間の国民の服喪を発表した。エーディー氏の死についてファイサル・エーディー氏は報道陣と話す中で、アブドゥッサッタール・エーディー氏の亡骸は、故人の遺言に従い故人が生前着用していた衣類に包まれて同じく故人が25年前にエーディー・ヴィレッジに用意した墓に埋葬されるであると述べた。ファイサル・エーディー氏はこうも述べた。「故人は患者が誰であれ、その役にたつ臓器はその人物に提供すると遺言しております。そこで、目の角膜の手術が行われており、誰かこれを必要とする人物に移植されましょう。」と。氏は、「告別式の場所は変更されました。そして、本日午後1時半にナショナル・スタジアムで執り行なわれます。」と述べた。これより以前、ビルキース・エーディー女史(=アブドゥッサッタール・エーディー夫人)を伴った記者会見の中でファイサル・エーディー氏はこう述べた。「アブドゥッサッタール・エーディーは2013年から腎疾患を患っております。彼は複数の疾患に見舞われており、糖尿病と高血圧のために彼の腎臓は機能不全となり、透析を受けています。」と。記者会見ではビルキース・エーディー女史とファイサル・エーディー氏は目に涙を浮かべ、氏の健康回復のために祈ってくれるように国民に訴えもしていました。ラホール駐在の本紙特派員によればタヘミーナ・ドゥッラーニー財団法人の代表タヘミーナ・ドゥッラーニー女史は首相ナワーズ・シャリーフに宛てた手紙の中で、アブドゥッサッタール・エーディー氏の70年に亘る社会奉仕の功績を認めて、死に際してはその国葬、21発の礼砲、政府の公的な建築物における半旗の掲揚、その遺体の国旗に包んでの埋葬に加えて、全土で3日に亘る国民の服喪の命令を発するよう訴えた。タヘミーナ・ドゥッラーニー女史は同文の手紙をパキスタン大統領、参謀総長、4州の各州首相、そして三軍統合広報部長官にも送っている。

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(翻訳者:高塚恵)
(記事ID:581)