ダカで3kgのイリシュ、値段は14000タカ
2016年10月24日付 Prothom Alo紙


(10月12日付)ダカの市場では1キロや1.5キロのイリシュ魚は普通にみられる。大きな市場で少し探せば2キロのイリシュを手に入れるのも難しくはない。だからといって3キロというのは!昨日火曜日、ミルプル6番区の生鮮市場に3キロの巨大なイリシュがお目見えした。
昨日の朝、1キロから1.5キロのイリシュの中に、王様のような3キロのイリシュを並べたのは鮮魚商のモハンマド・ミションさん。イリシュの値段交渉のために市場を回っていた人たちの目は、その巨大イリシュに釘付けになった。しかし、大きさを見れば値段交渉をしても無駄だとわかる。そのため、多くの人の関心はもっぱら、魚の写真を撮ることに向けられた。
記者がモハンマド・ミションさんと話している横で写真を撮っていたのはアロム・ホセンさん(29)だった。「市場では多くのイリシュが売りに出されているが、こんなに大きいのは見たことがない」と語った。
鮮魚商のモハンマド・ミションさんは、カロワン卸売り市場の一区画から、1万2500タカでこの魚を仕入れたという。14000タカ以上で売るつもりだ。魚の頭から尻尾までの大きさは、およそ2フィートになるだろう。背中の方はよく肉がついていて、お腹にはいくらか卵も持っているようだとのことだった。朝のうちに陳列したものの、昼にはまだ売れていなかった。
この巨大イリシュがどの川で捕まえられたのかは、モハンマド・ミションさんも知らなかった。しかし今シーズンは、同様のサイズのイリシュをもう一匹扱ったことがあるとの話だった。
この8月に、ボラ県のモンプラで、3キロを超すイリシュが1匹捕獲された。鮮魚商のコルバン・アリさんはそのイリシュを1万2200タカで購入し、シェーク・ハシナ首相に贈呈した。
バングラデシュ魚類研究所(BFRI)の、チャンドプルにある河川センターの主席研究員でイリシュの研究を続けているアニスル・ロホマンさんは、「最近捕まえられたイリシュの中では、モンプラのイリシュが1番大きかった」と述べる。その魚は重さが3.275キロあった。同研究員によれば、10年ほど前に、3.5キロのイリシュが捕らえられたこともあり、魚類研究所の記録によればそれがこれまでの最高記録とのことだ。
アニスル・ロホマン研究員は、研究によればイリシュは最長で約7年生きるという。その場合重さは8キロ近くになり得る。3キロのイリシュの年齢は5歳近くだとみられている。最近の状況では、3キロが最大の重さとかたちだと言える。同研究員は、大きなイリシュが見つかるのは国にとって良いニュースだと述べた。
繁殖期にちなみ、今日10月12日から来月2日まで、国ではイリシュの捕獲、輸送、出荷、保管、販売が禁止される。毎年この時期、イリシュに産卵の機会を与えるため、政府はこの禁止措置をとっている。この時期には特別な取り組みも行われるため、昨日はイリシュの販売の最終日だった。

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(翻訳者:林香理)
(記事ID:593)