逮捕された女学生ヌーリーン・ラガーリー、フェイスブックでテロリストらと接触
2017年04月16日付 The daily Jang紙

ラホール(事件記者により、事件記者、モニター班):-情報機関は女学生1人を含む2人の自爆テロリストがラホールにおいてイースターに際していずれかの教会か公園でテロを起こす可能性があると政府に警告した。彼らには自爆テロ用のジャケットも提供されていた。法執行機関は厳戒態勢を取った。しかし、ファクトリー・エリア(訳注:ラホール郊外の地区名)でデロリスト一人の死亡、女学生の逮捕を受けて情報機関にラホールでのテロの危険性はなくなったかと尋ねると、安全保障上の脅威は未だに残っており、情報機関は州の機関の支援のもと作戦を遂行中であり、そのためラホールでは厳戒態勢が維持されているとの回答であった。
金曜の夜ファクトリー・エリアの地域において情報機関及びテロ対策部との衝突の間に逮捕された少女の身元が明らかとなった。消息筋によると、彼女は名をヌーリーン・ラガーリーといい、ハイダラバード出身で医学部2年の学生であるという。2月10日にヌーリーン・ラガーリーは謎に包まれたまま失踪しており、その時点でその失踪は警察にも届けられたという。ハイデラバードで失踪の後、ヌーリーン・ラガーリーは自分の家族へ「神のお蔭で無事にカリフの統治する領土(=イスラーム国)に到着した」とのメッセージを送っていた。ただ、彼女の兄弟は、彼女はイスラーム国に参加するために同地に向かったのではなく、誘拐されたのだとの弁である。ヌーリーンの父はジャームショーロー大学で教員(教授)である。明らかになったところによると、ヌーリーンはフェイスブック上でイスラーム国のテロリストらと連絡を取り、その後彼らと面会すると、身を擲って攻撃を敢行するよう説き伏せられたという。従って特別な訓練も施され、イースターの際に自爆テロを行うようにも説得されていたという。ヌーリーン・ラガーリーは2か月間ほどパンジャーブ・ソサエティー(訳注:団地名)に滞在していた。これらの連中がイースターに際して大きな計画の立案中まさにその時、情報機関は折よく作戦を敢行し、ラホールを大きな破壊から救ったのであるが、テロ対策局のこの時宜に適った作戦で仲間のテロリスト1人は殺害、ヌーリーン・ラガーリーを含む2人が逮捕となった。逮捕者らに対しては情報機関が取り調べを始めている。死亡したテロリストの遺体は霊安室に安置されている。名はアリー・ターリクであると言われている。情報機関は不動産屋のアユーブと家の家主アズィームも拘束して場所は明かされていないものの取り調べを始めている。テロ対策部警察はパキスタン刑法の353条、324条及び302条7項A.T.A.と爆発物取締法等に基づきこの事件の捜査を開始した。

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(翻訳者:落合真優)
(記事ID:629)