ターリバーンのスポークスマン、エフサーヌッラー・エフサーンが投降、クルブーシャンの件では譲歩の余地もなければ 接見も許さない──軍スポークスマン
2017年04月18日付 The daily Jang紙

「腐敗一掃作戦(Operation Radd ul-Fasaad)」の下、15の大規模軍事作戦。1859名の未登録アフガン人を逮捕、4083丁の武器を摘発。若年層が「イスラーム国」のターゲット、ご両親は目を光らせて。いかなる勢力も国家には敵わず

ヌーリーン・ラガーリーはシリアなどには行ってもいない、両親が参謀総長に助けを求める。ハビーブ大佐はクルブーシャン逮捕のチームとは無関係──三軍統合広報部長官アースィフ・ガフール少将の報道陣へのブリーフィング

ラーワルピンディー(通信各社):-パキスタン軍三軍統合広報部(ISPR)長官アースィフ・ガフール少将はこう述べた。
「タヘリークル・アフラール且つパキスタン・ターリバーン運動のスポークスマン、エフサーヌッラー・エフサーンが投降し、身柄を治安部隊に預けました。いかなる勢力も国家には敵いません。『腐敗一掃作戦(Operation Radd ul-Fasaad)』の運びは順調です。同作戦の下、15の大規模軍事作戦を遂行し、その中で1859名の未登録アフガン人を逮捕、4083丁の武器を摘発しました。723ヶ所に合同駐屯地を設置しました。『腐敗一掃作戦』は政治とは無関係です。インド人テロリスト・クルブーシャン・ヤーダーヴの件では譲歩の余地はありませんし、領事接見も許されません。なぜなら、スパイには領事接見は許されないからです。ハビーブ・ザーヒル元大佐はクルブーシャン逮捕のチームとは全くの無関係です。彼は2014年に退役しております。若年層が『イスラーム国』のターゲットです。我々は各家々から『イスラーム国』の脅威を排除すべきです。ご両親はご自身の子供たちに目を光らせて下さい。ヌーリーン・ラガーリーは実際にはシリアなどには行っておりません。フェイスブックでの彼女のメッセージの後、彼女のご両親は参謀総長に助けを求めました。」と。
詳細によれば、パキスタン軍三軍統合広報部長官アースィフ・ガフール少将は、月曜日、報道陣へブリーフィングを行う中でこう述べた。「タヘリークル・アフラール且つパキスタン・ターリバーン運動のスポークスマン、エフサーヌッラー・エフサーンは治安部隊に投降しました。我々全ての肩に掛かる『腐敗一掃作戦』とは国内から腐敗を一掃するとの誓いです。デーラー・ガーズィー・ハーンでの銃撃戦の間、テロリスト10名が死亡しました。チャマンでは、諜報機関の報を受けて軍事作戦が敢行されました。軍は行動を展開し、車に積まれた120キロ相当の爆薬を取り押さえました。カラチでは作戦の種類が異なります。カラチでは年々犯罪件数はその前年よりも減少しています。軍事作戦を終えると、連邦直轄部族地域その他の地域では軍は発展に向けて貢献しています。これら軍事作戦には、国軍のみならず他の機関も参加しております。国家の実効的支配も国内において回復されようとしております。『国民行動計画』の実施において各機関相互の連携は日々向上しております。」と。
アースィフ・ガフール少将曰く、「2月22日に『腐敗一掃作戦』は開始されました。その下で15の大規模軍事作戦が行われております。同作戦の下、1859名の未登録アフガン人を逮捕し、4083丁の武器を摘発し、連邦直轄部族地域で、8つの大規模軍事作戦が行われました。」と。
この席で、ラホールで拘束されたヌーリーン・ラガーリーのビデオ・メッセージも報道陣に公開された。アースィフ・ガフール少将曰く、「ヌーリーン・ラガーリーはフェイスブックでシリア到着のメッセージを送りましたが、実際には彼女はシリアには行っておりません。フェイスブックでの彼女のメッセージの後、彼女のご両親は参謀総長に助けを求めました。参謀総長は軍諜報部(MI)に彼女の救出を命じました。我々はヌーリーン・ラガーリーが自宅に戻り、これまでの日常に戻ることを最優先にしました。カラチでは、作戦の種類自体が異なります。カラチでは年々犯罪件数はその前年よりも減少しています。軍事作戦を終えると、連邦直轄部族地域その他の地域で軍は発展に向けて寄与しています。」と。曰く、「インドにより今年度200を超える停戦合意の違反が起きています。国勢調査の件では軍は自らデータを取りまとめています。我々は他の機関とも共有を念頭に犯人像の割り出しに資するようなシステムの構築を手掛けています。軍事法廷では274件の事件が扱われ、161人に死刑判決が出されました。」と。参謀総長のイムラーン・ハーン・パキスタン正義運動議長との会見に触れて、曰く、「イムラーン・ハーンとの会見の絡みで皆さんに申し上げる事柄はプレス・リリースしております。何れも国土の状況の改善に向けてです。」と。三軍統合広報部長官曰く、「ナンガルハールに投下された爆弾は、アメリカが『イスラーム国』打倒に舵を切っていることを示唆しています。『イスラーム国』のターゲットは若年層です。マドラサ改革と同時に教育改革も進行中です。」と。三軍統合広報部長官はこう明らかにした。「クルブーシャン・ヤーダーヴには『戦地高等軍法会議』の全要件を尽くした上で(訳注:軍法会議として極めて法に適って)刑が下されました。彼は偽の名前、偽の身元、偽のパスポートの件で逮捕されました。この件では譲歩は一切ありませんでしたし、今後もないでしょう。クルブーシャンはスパイであり、スパイには領事接見は許されません。法廷には確実に彼に不利な証拠が収められています。」と。アースィフ・ガフール少将はネパールで失踪した退役軍人の点でこう述べた。「ハビーブ元大佐はパキスタン人です。彼はクルブーシャン逮捕のチームとは無関係です。ハビーブ元大佐は2014年に退役しており、どうしてクルブーシャンの一件と繋がりがあり得ましょうか。パンジャーブでは、2つの大規模作戦の間、何百人もの不審者が拘束され、558人の逃亡者が自首してきました。連邦直轄部族地域では、ラージガールとハイバル・エージェンシーの一部地域がまだ掃討作戦を俟っています。西の国境の防衛強化のために複数の要塞が建設中です。国境の向こう側にいる指導層(訳注:テロ集団の)も、パキスタンの状況が従来とは異なることは存じています。」と。

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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:630)