使節団にはバージュワ将軍の顔も

首相が使節団とともに王宮に到着。シャー・サルマーン・ビン・アブドゥル・アズィーズがお出迎え。ラマザーンの祝賀の挨拶を交換。首相は緊張に対するパーキスターンの立場という点でサウジアラビア首脳から理解を取り付ける

サウジアラビア国王によるパーキスターン使節団に敬意を表してのイフタールと晩餐会。首相及び使節団は6時間の短い訪問を終えて火曜早朝に帰国。本日高級レベルの会合開催の見通し。ナワーズ・シャリーフ首相はクウェートをも訪れる予定──消息筋

ジェッダ、イスラーマーバード(シャーヒド・ナイーム、サーリフ・ザーフィル/通信各社)：－パーキスターンは湾岸諸国同士の懸隔の縮小を促す取組みに着手した。ナワーズ・シャリーフ・パーキスターン首相はシャー・サルマーン・ビン・アブドゥル・アジーズ・サウジアラビア国王と会見し、会談を行った。両首脳は互いにラマダーンの祝賀の挨拶を交わした。ナワーズ・シャリーフ首相はペルシア湾の緊張に対し懸念を表明し、相手のサウジアラビア国王からペルシア湾の緊張に対するパーキスターンの立場という点では理解を取り付けた。パーキスターン政府の使節団には参謀総長カマル・ジャーヴェード・バージュワ将軍、財務相イスハーク・ダール上院議員、サルタージ・アジーズ外交顧問が顔を揃え、また他の政府高官もこれに随行した。ところで、ナワーズ・シャリーフ首相が自身の使節団一行とともに王宮に到着すると、シャー・サルマーン・サウジアラビア国王が出迎え、パーキスターン使節団一行に敬意を表してイフタール(＝断食解きの食事会)と晩餐会を催した。その後、ナワーズ・シャリーフ首相は6時間という短いサウジアラビア訪問を終えて、使節団とともに火曜日の早朝にパーキスターンに帰国した。消息筋によれば、首相は本日(火曜日)高級レベルの会合を開き現状を検討、またペルシア湾における和平に向けての自らに課した使命の関連でクウェートにも赴く予定であるという。

詳細によると、ムハンマド・ナワーズ・シャリーフ首相は月曜夜、シャー・サルマーン・ビン・アブドゥル・アジーズ・サウジアラビア国王と会見した。会見の席には参謀総長カマル・ジャーヴェード・バージュワ将軍、イスハーク・ダール財務相、サルタージ・アズィーズ首相付外交顧問も同席した。首相の今回の訪問は湾岸諸国の間で発生している緊急事態を見据えてのことであった。これより先、首相が王宮に到着するとサウジアラビア国王は正門で彼を出迎えた。その後、両首脳は対面し、ラマダーンの祝賀の挨拶を交わした。消息筋によると、パーキスターン首相はサウジアラビア国王からペルシア湾の緊張に対するパーキスターンの立場という点では理解を取り付けた。シャー・サルマーン・ビン・アブドゥル・アズィーズはパーキスターンの使節団に敬意を表して主賓にイフタール及び晩餐会を開催した。サウジアラビアの通信社によると、晩餐会にはメッカ知事ハーリドゥル・ファイサル・ビン・アブドゥル・アズィーズ皇子やハーリド・ビン・ファフド・ビン・ハーリド皇子、ムハンマド・ビン・ナーイフ・ビン・アブドゥル・アズィーズ皇太子、副皇太子、内務相その他のサウジアラビア政府高官も顔を揃えていたという。ちなみに、ムハンマド・ナワーズ・シャリーフ首相が湾岸諸国の間で発生している事態を踏まえての今回のサウジアラビア訪問で月曜にジェッダに到着すると、メッカ知事ハーリドゥル・ファイサル・ビン・アブドゥル・アズィーズ皇子がパーキスターン首相を出迎えた。ムハンマド・イスハーク・ダール財務相、サルタージ・アズィーズ首相付外交顧問、参謀総長カマル・ジャーヴェード・バージュワ将軍他政府高官も首相に随伴していた。これを終えて、ナワーズ・シャリーフ首相は火曜日早朝パーキスターンに帰国した。首相は15時間の訪問の中で9時間を移動に費やした。ジェッダのキング・アブドゥル・アズィーズ国際空港でハーン・ハシャーム・ビン・スィッディーク・パーキスターン大使やサウジアラビア政府高官が彼を見送った。「2大聖地の護持者」たるシャー・サルマーン・ビン・アブドゥル・アジーズ・サウジアラビア国王との会見の後に首相と参謀総長は6時間と短期訪問を終え、ジェッダからパーキスターンへと帰国の途に就いた。なお、サウジアラビアに向けての出発に先立ち、首相はアラブ各国に駐在しているパーキスターン大使を集めた会議で演説を行った。会議に参加するために、各々サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、カタールに駐在のパーキスターン大使がイスラーマバードに馳せ参じた。イスラーマバードで開かれた同会議にはサルタージ・アズィーズ外交顧問も顔を見せ、同会議では湾岸諸国で進行中の今回の緊張について話し合いが行われた。

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（翻訳者:鐙裕樹）
（記事ID:645)