カラチ中央刑務所で大掛かりな所内捜索作戦、収容棟からは何十万何百万ルピーの現金や違法な品々が続々
2017年06月20日付 The daily Jang紙

囚人7千人の身体検査が実施 スマートフォン182台、冷蔵庫やフリーザーに加え何十台ものテレビを差押え

 ラーワルピンディー(モニタリング・デスク):-中央刑務所におけるレーンジャー部隊と国境警備隊、警察合同の捜索作戦の間、収容棟から何十何百万ルピーもの現金と違法な品々が発見された。
詳細によると、先週の土曜日カラチ中央刑務所から非合法組織に属する囚人2人の脱走後、2度目となる捜索作戦が敢行された。国境警備隊と警察、レーンジャー部隊合同のこの捜索作戦は、カラチ刑務所史上最大の所内捜索であると言われている。捜索作戦の間囚人たちは収容棟の外に出ることが禁じられた。捜索活動の間、国境警備隊とレーンジャー部隊は刑務所に収容中の囚人7千人の身体検査を実施した。その間、政党系あるいは非合法組織系被収容者、加えてリヤーリー・ギャング・ワー(訳注:カラチの地元暴力団)系未決拘禁者の持ち物から350万ルピーを超える現金が発見された。その他非合法テロ組織係収容棟から12台、統一民族運動(MQM)係収容棟から70台、リヤーリー・ギャング・ワー系未決拘禁者の収容棟からは100台のスマートフォンが差押さえられた。国境警備隊とレーンジャー部隊はこの作戦の間様々な収容棟から冷蔵庫、フリーザーに加えて何十台ものテレビを発見した。消息筋によると、どの収容棟1棟からも30台のテレビが発見され、更にMQMの収容棟からは囚人の未加工貯蔵食料やガスボンベも押収された。ちなみに、過去4日間囚人は収容棟の外に出ることが禁じられ、既に予約済みの囚人との面会も差し止められたままである。

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(翻訳者:鐙裕樹)
(記事ID:652)