アターリーでスィク教徒巡礼者たちがインド政府に対して抗議、シュプレヒコール
2017年06月30日付 The daily Jang紙

インドの態度は差別的である──スィッディークル・ファールーク氏。プラバンダク・コミッティーのインドの措置に対する非難

ラホール(本誌特派員):-パキスタン建国後70年の時を経て初めてインド政府の強硬姿勢のためにインドのスィク教巡礼者たちは自身の宗教的な指導者マハーラージャー・ランジート・スィングの命日祭に参列できず、昨日もアターリー(訳注:印パ国境のインド側ボーダー)で足止めのままのスィク教巡礼者たちは自身の国の政府に抗議し、またデモを行った。何百人ものスィク教巡礼者たちのパキスタン入国をインド政府が阻んだのである。これらスィク教徒の巡礼者たちはマハーラージャー・ランジート・スィングの命日に際するグルドゥワーラー・デーラー・サーヒブ(訳注:グルドゥワーラーはスィク教寺院のこと)での式典に向けて入国を欲していた。ところが、ビザも既に発給されていたにもかかわらず、昨日グルドゥワーラー・デーラー・サーヒブではそれらの巡礼者たちの列席を欠いたまま式典が行われた。その席で演説をしつつ、「疎開者信託財産委員会」委員長スィッディークル・ファールーク氏はこう述べた。
インド政府の差別的態度は非難に値する。スィク教徒・イスラーム教徒間の友情の絆は決して終わることはない。スィク教徒たちを分裂させる陰謀が功を奏することはないであろう。マハーラージャー・ランジート・スィングは宗教的寛容性を奨励した。
「パキスタン・スィク・グルドゥワーラー・プラバンダク・コミッティー」代表サルダール・ターラー・スィング、サルダール・ラメーシュ・スィング・アローラー、サルダール・ゴーパール・スィング・チャーワラ、サルダール・ビシャン・スィング、そしてヒンドゥー教徒代表マヌワル・チャーンド博士、カリヤーン・スィング教授、サルダール・マヘンダル・スィングに加えて他の指導者たちも演説をする中で、[パキスタン政府の?]貢献を非常に褒めたたえ、「シク教徒の巡礼者たちのパキスタン入国を阻んだことでインド政府を強く非難する」と[述べた]。この際で「スィク教徒・イスラーム教徒の友情万歳!」「パキスタン万歳!」のシュプレヒコールが声高らかに叫ばれた。

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(翻訳者:日野奈央)
(記事ID:676)