アーミー・パブリック・スクール襲撃の首謀者、ウマル・マンスールの死亡の事実をパキスタン・ターリバーン運動(TPP)が認める
2017年10月19日付 The daily Jang紙

チャールサダー大学襲撃にも加担、マンスールの後任にウスマーン・マンスールがダッラエ・アーダム・ヘール及びペシャーワル新司令官に任命、全世界は大喜びでしょう──被害者たち

カラチ(ニュース・デスク):-非合法パキスタン・ターリバーン運動(TTP)はアーミー・パブリック・スクール(APS)及びチャールサダー大学襲撃の首謀者であり、TTPのゲーダル・グループ(ゲーダール・グループ)作戦司令官、ウマル・マンスール通称ハリーファ・マンスール別名ウマル・ナーレー死亡の事実を認めた。水曜日、TTPのスポークスマン、ムハンマド・フラーサーニーは、報道陣に向けて送付したEメールの中で、非合法パキスタン・ターリバーン運動のダッラエ・アーダム・ヘール及びペシャーワルの司令官、ハリーファ・ウマル・マンスールの死亡の事実を認めつつ、彼の後任にハリーファ・ウスマーン・マンスールが新司令官に任命されたと述べた。ペシャーワルのアーミー・パブリック・スクール襲撃事件で犠牲者となった児童の父親、トゥフェイル・ハーン・ハタックは、AFP通信との会話の中で、「この恐るべき襲撃の首謀者が死亡したことで、全世界が大喜びでしょう。」と述べた。昨年も複数のマンスールの死亡の報が伝えられたが、政府、過激派双方ともそれらを公式には認めなかった。TTPは今回の声明で、ウマル・マンスールの死亡原因や死亡した場所の詳細については言及していない。ただ、TTPがハリーファ・マンスール通称ウマル・ナーレーの死亡を認めたのは、昨日治安機関が、今回パキスタン・アフガニスタン国境において行われたドローン攻撃で、ジャマーアトゥル・アフラールの長、ウマル・ハーリド・フラーサーニーが重傷を負ったという複数の情報があると発表した時点においてである。TTPのダッラエ・アーダム・ヘール司令官ウマル・マンスール通称ハリーファ・マンスール別名ウマル・ナーレーに対しては、在ペシャーワル・アーミー・パブリック・スクール襲撃の首謀者であるとの容疑が掛かっていた。2014年12月16日、テロリストたちは在ペシャーワル・アーミー・パブリック・スクールを襲撃し、132人の児童を含む144人を殺害したのであった。この他、ハリーファ・ウマル・マンスールは、チャールサダーのバーチャー・ハーン大学に対する襲撃の首謀者とも断定されている。TTPのある司令官によると、ウマル・マンスールは政府との対話に強く反対しており、また、彼は生来極めて厳格な性格で、政府との対話に柔軟さを見せる多数の司令官とは一線を画していた。ジャーナリスト、ハサン・アブドゥッラー曰く、「ウマル・マンスールはチャールサダー、ダッラエ・アーダム・ヘール、ノーシェヘラ及びその周辺の地域において、ターリバーンの地元の代表と目されており、ハキームッラー・メヘスードと近い間柄と見做されていた。ただ、過去には一時ウマル・ハーリド・フラーサーニーの近くにも身を置いたことがある。」と。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:岩崎航)
(記事ID:695)