11月12月にスモッグは更に深刻さを増します──気象庁長官 大気汚染の減少と降雨に活路を見いだせます──本紙との会話
2017年11月02日付 The daily Jang紙

イスラマバード(本紙記者より):-国内の幾つかの地域、なかでもパンジャーブ州で、大気汚染が原因で11月と12月にスモッグが深刻さを増すであろう。それにより様々な疾患が拡大する惧れがあります。気象庁長官グラーム・ラスール博士は本紙との会話の中でこう語った。
工場や車からは煙、産業界からは有毒ガスが排出され、また硫黄の酸を製造する工場からは二酸化硫黄ガスが排出されます。硫黄の固体粒子は空中に浮かんでいます。夜大気が冷えるや否や水蒸気はそれらの粒子に固着し始めます。この過程の繰り返しが嵩じて雲の形態を取るようになるのです。
更に同氏曰く、
目下スモッグが減少する可能性は全くありません。スモッグを削減するには2つの方法しかありません。それは、大気汚染を最低レベルに押さえることであり、2つ目には降雨や強風でスモッグが消えることがあり得ます。しかし降雨や強風の可能性は11月12月にはほとんどないので、その結果、その間にスモッグは深刻さを増すのです。農村地帯ではもちろん霧は出るものなのですが、都市部のラホール、グジュラーンワーラー、ファイスラーバード、ムルターンやラーワルピンディーでは大気汚染のせいで霧が出ます。
曰く、
それは人の健康に対して害を与えます。それにより目や鼻から涙や鼻水が出るとともに喉を傷めることになり得ます。これはある種の遅効性の毒であり、それは息を通じて体内に入って肺ガンの因子になり得ます。これらは我国の経済に悪い影響を及ぼします。

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(翻訳者:長井千帆)
(記事ID:729)