カンガルー一家に新しい家族
2017年12月14日付 Prothom Alo紙
(写真:ボンゴボンドゥ・サファリパークでお母さんの袋の中にカンガルーの赤ちゃん)
(ダカ近郊の)ガジプル県スリプルにあるボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブ・サファリパークのカンガルー一家に、新しい家族が加わりました。昨日の水曜日(2017年12月13日)、カンガルーの赤ちゃんは、お母さんのお腹の袋の中から出てきて、あたりを歩き回りました。お母さんと赤ちゃんはともに元気です。新しく生まれた赤ちゃんを合わせて、サファリパークのカンガルーは3頭になりました。
サファリパークのサロアル・ホセン・カーン野生動物監視員によると、自然の環境の中では、カンガルーの妊娠期間は33日だということです。赤ちゃんは生まれた後6ヶ月間はお母さんのおなかの袋の中で過ごします。このプロセスは、普通見ることができません。生まれた時の赤ちゃんカンガルーの大きさはヤモリくらいです。長さは最長で4インチ(約10センチ)です。そのあと赤ちゃんはゆっくりと成長を続けるので、袋の形を見て岡ちゃんが生まれたことがわかるのです。このようにして赤ちゃんは生後の6か月をお母さんの袋の中で過ごすのです。
サロアル・ホセン・カーンさんのお話によれば、お母さんカンガルーは去年5月にもう1頭子どもを産みましたが、その子はその年の12月に死んでしまいました。今度生まれたのは女の子です。
きのうサファリパークのカンガルー舎に行ってみました。お母さんカンガルーは赤ちゃんを袋に入れたまま日向ぼっこをしていました。赤ちゃんは時々袋から顔を出してあたりを見回します。そして一時は袋から出てきて、お母さんの横で寝ころびました。再び袋に入るときには、お母さんが特別なやり方で手助けをしました。
サファリパークの関係者によると、2014年に南アフリカから2頭のメスと1頭のオスのカンガルーがここに連れてこられたそうです。オスは去年10月に死んでしまいました。
カンガルーの食べ物はほうれん草、熟したバナナ、やわらかい草、つる草、穀物などです。を食べているのが見られました。オスのカンガルーは普通生後24か月で繁殖機能を持ちます。メスは生後15〜20か月で生殖可能になります。野生のカンガルーの寿命は12年から16年ですが、人間に飼育された場合は20年から22年ぐらい生きることができます。現在バングラデシュでカンガルーがいるのはここボンゴボンドゥ・サファリパークだけです。ボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブ・サファリパークのモタレブ・ホセン担当官はプロトム・アロ紙に「このサファリパークでは、カンガルーを特別な環境で育てています。数日後には赤ちゃんを一般公開したいと思っています」と話していました。
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(翻訳者:鈴木麻友)
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