冒涜的な風刺画、オランダ代理大使を外務省に呼び抗議
2018年08月21日付 The daily Jang紙

代理大使に連邦内閣の決定を伝達、パキスタン政府はオランダ政府に対しあらゆる国際的レベルでこの問題を取り上げる覚悟──外務省

イスラマバード(特別記者):-冒涜的な風刺画コンテスト開催の件で、オランダ代理大使を外務省に呼び厳重抗議を行った。外務省から出された発表によれば、イスラームに対する揶揄嘲笑に対しパキスタン政府はオランダ政府に対し強い懸念を表明し、オランダ代理大使に連邦内閣の抗議と決定についても伝えたという。外務省は駐オランダ・パキスタン大使にイスラーム協力機構加盟国大使らとともにオランダ政府に問題提起するように指示をしたともいう。同発表にはこうある。すなわち、前外務相はイスラーム協力機構の事務総長にこの問題で書簡を送付し、これについて彼の見解を求め、後者はこれに答えてイスラーム協力機構を代表してオランダの外務相宛てに書簡を送付し、抗議を行った、と。この問題は今年度9月に開催される国連総会に合わせて開催予定のイスラーム協力機構外相会議の場で議論される予定であり、シャー・マフムード・クレーシー新外相がパキスタン使節の代表役を務める運びである。外務省の弁によれば、パキスタン政府はオランダ政府に対しあらゆる国際的レベルでこの問題を取り上げる覚悟であるという。ちなみに、本年6月、オランダの物議の多い政治家、ヘルト・ウィルダース氏は議会で冒涜的な風刺画コンテストを開催するという不謹慎極まる発表を行ったのであった。

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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:760)