メイヨー病院の築127年になるAVH(アルバート・ヴィクター・ホスピタル)病棟が老朽化
2018年10月06日付 The daily Jang紙

植民地政府のイギリス人高官その他のために1891年に建設された
美しいドームは崩落寸前、近く修復が行われる予定です──院長

ラホール(ムハンマド・サービル・アワーン):-在ラホール・メイヨー病院の築127年になる古く、歴史的なAVH病棟は適切な維持管理の欠如のため、老朽化に見舞われている。同病棟の1890年代に建設された美しく、印象的なイタリア様式のドームはいつ何時崩落しても不思議でないほどに倒壊の危険性に見舞われている。1870年代に創設された当時アジア最大で、古いイタリア様式で(?)、病床数3,000を数える、目下最新で我が国最大の、英領時代のその当時のインド総督、メイヨー卿でお馴染みの第6代メイヨー伯爵リチャード・ボークの名にちなんで命名された公立病院の特定の患者用に1891年に建設されたのがAVH病棟であり、建設を担当したのは当時著名な土木エンジニアの1人であったカンハイヤ・ラールである。AVH病棟は……(?)年代に建設されたモルディブの病院群と特徴がよく似ている。これは一名「白人病棟」の名でも知られており、専門家によれば、これは当時唯一イギリス植民地政府のイギリス人や同政府高官の治療のために建設されたもので、1947年以降は医療費個人負担の患者専用となった。AVH(白人)病棟は過去の歴代政府、行政官の無関心や適切な維持管理の欠如のために、大きな倒壊の危険性に見舞われている。AVH病棟の美点はその古風なイタリア式建築様式とその上に聳える高く、美しいドームにあるが、これは過去何年にも亘り老朽化の域に達したままであり、日増しに瓦解が進行している。ドームの約半分が既に崩れ落ちているが、考古局も病院当局もこれを顧みようとしない。このため、この病棟の建物の美しさを余すことなく一身に体現しているこの美しく、古いドームは程なく崩落の憂き目に遭う惧れがある。ただ、これに絡んで会話の最中、メイヨー病院院長ターヒル・ハリール博士はこう述べた、「落ちたのは僅かにドームの幾つかのレンガであり、コンクリートではありません。随時建物の修復はなされています。AVH病棟の建物全体、殊に古いドームについては土木エンジニアが点検しました。近く修復が行われる予定です。」と。

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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:770)