州知事公邸 博物館への転用承認
2018年08月21日付 The daily Jang紙

カラチに脱塩プラント設置の見通しなり──スィンド州政府内閣

建国者の町たるカラチにおける墓地用地確保の承認。残り9か月の政府支出を見据えて予算を編成する──スィンド州首相

カラチ(スタッフ・レポーター):―スィンド州内閣は今会計年度残り9か月の支出を見据えての早急な予算編成を承認しつつ、タル・パールカルとウマルコートの旱魃に見舞われた地域を被災地に認定し、スィンド州知事公邸の博物館への再利用、カラチにおける水不足解消のための脱塩プラントの設置、墓地用地の確保を決定した。
 カラチにおける飲料水の危機的な状況に終止符を打つべくスィンド州政府は直ちに脱塩プラントを設置する、また海水を真水にする淡水化計画を承認した。タル砂漠における旱魃に関する報告を検討しつつ、タル・パールカルと干ばつに見舞われた周辺地域を被災地に認定することを勧告した。またカラチにおける墓地の状況を検討し、墓地用地確保の承認も行った。サイヤド・ムラード・アリー・シャー・スィンド州政府首相曰く、「パキスタン人民党は2018年9月までの必要支出を確保するための当初3か月の予算を編成しました。今、我々は9月30日までに新たな予算を編成し、スィンド州議会に提出しなければなりません。」と。サイヤド・ムラード・アリー・シャー・スィンド州政府首相は官房長官にこう指示した、「連邦政府から州への交付金を受け取っていないために州の財政状況はあまり芳しくありません。早急に予算の編成が必要です。」と。
 スィンド州内閣の閣議では若干の閣僚たちは州知事公邸の問題を取り上げ、「連邦政府は州知事邸宅公邸を公務に使用しない決定をしております。州知事公邸に関しては必要な措置が講じられるべきです。」と述べた。この時、スィンド州首相は租税収入局の上級メンバー、イクバール・ドゥッラーニー氏から州知事公邸の所有権についてブリーフィングを受けたところ、同州首相は州知事公邸はスィンド州政府に所有権があるとの説明を受けた。そこで、州内閣は州知事公邸を博物館に再利用する案を提出し、条件付きで承認された。すなわち、次に就任する知事が公邸を公務に使用しないという選択を行った場合、これを博物館に再利用する、と。

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(翻訳者:大塚樹生)
(記事ID:775)