首相、トゥンギパラで車に乗らず徒歩でヘリポートに移動
2019年01月07日付 Prothom Alo紙


シェーク・ハシナ首相は車に乗らずにヘリポートまでの道のりを歩いてヘリコプターに乗り込んだ。トゥンギパラにある、父シェーク・ムジブル・ロホマンの生家から郡の行政施設内に待機していたヘリコプターまで、500メートル以上の道を首相は、妹のシェーク・レハナ氏とともに自らの足で歩いた。
今日水曜日(1月9日)午後、トゥンギパラから首都ダカに戻る際、首相がヘリポートまで突然歩き出したのを見て、身辺警備にあたっていたSP、アワミ連盟の幹部党員や一般の人々は驚愕した。建国の父ボンゴボンドゥ・ シェーク・ムジブル・ロホマンの生誕地であり、父祖の地でもあるトゥンギパラを訪れて、首相は幼少時の懐古に浸っているかに見えた。規定や規制をものともせず、集まった人々と直接触れ合うことを望んでいるかのようだった。そしてそのために、(イギリスのテレビ局チャンネル4から)「人権の母」と呼ばれるようになった首相は、子どもたちと一緒にリキシャに乗ったりもした。
ボンゴボンドゥの墓参を終えた首相は、待機していた政府高官やSPたちに、「車は不要です。これくらいの道は歩いていけるでしょう」と声をかけ、シェーク・レハナ氏と歩き始めた。昨年9月72歳になった首相の不意の行動に動転した付き添いの人たちだったが、仕方なく後に従った。
この日の午前中、シェーク・ハシナ首相は、新たに組閣した内閣の閣僚やアワミ連盟の幹部たちを伴って、父の墓参のためにトゥンギパラを訪れた。建国の父の墓所に花輪を捧げるとともに特別礼拝に参列し、ボンゴボンドゥの墓の横で妹のシェーク・レハナ氏と共にコーランを詠んだ。
新内閣の閣僚たちはこの日、建国の父の墓に詣でるために、旗をつけた豪華な自動車ではなく公共機関であるバスを利用してトゥンギパラに参集した。
12月30日に行われた総選挙でアワミ連盟を中心とするモハジョート・大同盟が大勝した後の今週月曜日、シェーク・ハシナ氏は首相としての宣誓式に臨んだ。シェーク・ハシナ氏が政府首班を務めるのは3期連続、通算4期目となる。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:金城康介)
(記事ID:797)