クエッタ、自爆テロ、20人が死亡、ハザーラ人抗議の座り込み
2019年04月13日付 The daily Jang紙

爆破犯は青果市場でハザーラ人店主たちを標的した。死亡者の中には子共や国境警備隊職員1人、ハザーラ人8人が含まれ、負傷者は50人、4台の車が大破。10キロの爆薬が使用された。
チャマンでも爆破、2人が死亡、15人が負傷、ターリバーンが双方の事件の犯行を認めている。クエッタでの攻撃は無差別。バローチスターン州内務大臣、首相、またはその他の指導者が哀悼の意を表明。
クエッタ イスラマバード (ジャング特派員 通信各社):-クエッタが再度テロリズムの標的。ハザーラ・ガンジー青果市場で、自爆テロにより警備に就いていた国境警備隊職員等及び子供1人を含む20人が死亡し、4人の警備隊職員を含む50人が負傷した。死亡者にはハザーラ人8人が含まれる。爆破は凄まじいもので、かなり遠くの地点でもその爆破音は聞かれた。爆破の後、現場はさながら阿鼻叫喚の地獄と化した。人々は延々と親族の安否を尋ね回った。爆破で4台の車が大破、多数の店舗や建物の窓ガラスが粉々に割れた。爆破には10キロの爆薬と釘やナット、ボルトが使用された。自爆テロ犯の下肢や他の身体部位が押収された。爆発の後、方々の病院では緊急事態が発令され、医者や職員が招集された。負傷者のうち8人は重態であると伝えられている。この事件に抗議して、ハザーラ人は路上でタイヤを燃やしてバイパスの行来を遮断するとともに、座り込みに転じて激しい抗議を行った。また、クエッタ・チャマン間の幹線道路も遮断された。アーリフ・アルヴィー大統領とイムラーン・ハーン首相、シャヘリヤール・アフリーディー内務副大臣はこの事件を批難する一方で、事件の報告を求めた。イギリスのある通信社によると、クエッタの自爆テロ攻撃については、パーキスターン・ターリバーン運動カーリー・サイフッラー・グループが犯行を認めつつ、この攻撃はターリバーン運動とラシュカレ・ジャングヴィーの共同作戦であったと述べたという。また、チャマンで起こった事件についても、パーキスターン・ターリバーン運動が犯行を認めた。警察によると、55人のハザーラ人店主たちが警察と国境警備隊の護衛の中、ハザーラ・ガンジー市場に招じ入れられたところであり、その間、1人の自爆テロ犯が人込みの中に紛れ込み、自爆を敢行したのであった。爆破の結果、8人が即死、50人以上が負傷した。また、警察や国境警備隊が大挙して現場に到着し、現場を包囲して、負傷者や遺体をシェイフ・ザイド、市民、BMCの各病院に搬送した。ただ、その搬送先で更に12人の負傷者が息を引き取った。アブドゥッラッザーク・チーマ・バローチスターン州警察副長官(クエッタ担当)はこう述べた、「証拠物からはハザーラ・ガンジー青果市場の爆破が自爆によるものであることは明らかです。ただ、捜査はまだ続行中です。」と。副長官曰く、「ハザーラ・タウンから11台の車に分乗し、55人のハザーラ人店主たちが警察と国境警察の護衛の中、ハザーラ・ガンジー果物野菜市場に連れて来られました。彼らは、午前7時30分頃現場に到着し、彼らがジャガイモの倉庫を通りかかった時、激しい爆発が起こりました。死亡者の中にはハザーラ人8人が含まれていました。」と。ミール・ズィヤーウッラー・ラングー・バローチスターン州内務大臣は以下のように言った「必ずや犯人を捕らえ、この始末をつけさせてやります。」と。内務大臣曰く、「テロは、特定のコミュニティを狙ったものではありません。爆破では、それ以外の人々も犠牲になっています。」と。話変わって、チャマンのトレンチ・ロードで、バイクを使った爆弾の爆破で、2人が死亡、2人の警備員を含む15人が負傷した。爆破は、治安部隊の車がちょうど現場を通りすぎようとしている時に起きた。警察によると、8キロから10キロの爆薬がバイクに仕掛けられていたという。爆破は遠隔操作によって行われた。ところで、シャー・マフムード・クレーシー・外務大臣、ジャーム・カマール・バローチスターン州首相、ナワーズ・シャリーフ、シャハバーズ・シャリーフ、サーディク・サンジャラーニー、サリーム・マーンダヴィーワーラー、シブリー・ファラーズ・アサド・カイサリー、カースィム・スーリー、サイフッラー・ハーン・ニヤーズィー、ウマル・サルファラーズ・チーマ、イスファンディヤール・ワリー、ハムザ・シャハバーズ、マルヤム・アウラングゼーブ、スィラージュル・ハック、リヤーカト・バローチ、ラージャ・ザファルル・ハック、サージド・ナクヴィー、サイヤド・ハーミド・アリー・シャー・ムーサヴィー、サーヒブザーダー・ザーヒド・マフムード・カースミー、アッラーマー・ラージャ・ナースィル・アッバースその他の人々は、爆破を批難しつつ、尊い人命の損失に対し哀悼の意を表明した。また、在イスラマバード・アメリカ大使館からは、金曜日のクエッタでのテロリズム事件を激しく批難しつつ、犠牲者の遺族に対し深い憤りと悲しみが表明された。

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(翻訳者:山下善治)
(記事ID:804)