連邦相間に激しい意見の対立
2019年05月01日付 The daily Jang紙

児童婚を禁止する与党メンバー提出の法案に対して与党は分裂。人権担当相は賛成、宗教問題担当相、議会問題担当相は反対。

コーランやスンナ(=預言者ムハンマドの言行)に反して立法は不可能──議会問題担当相が辞任に言及しつつ脅迫。172人が賛成、50人が反対。採決中に多数の大臣が議場を去る。

パキスタン人民党は支持。パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派が常任委員会に法案への法案送付を勧告。・ジャマーテ・イスラーミーは反対。副議長は法案を常任委員会に送付。

イスラマバード(通信社・モニター班):-児童婚に関して与党のメンバーが提出した法案を巡って連邦相の間で激しい対立、与党は賛否両論に分裂。人権担当相は賛成、宗教問題担当相及び議会問題担当相は反対した。
詳細によれば、国民議会では18年に亘り懸案の児童婚禁止(改正)法案2019、麻薬取締(改正)法案2019、南パンジャーブ、バハーワルプル、ハザーラ各州創設に絡む憲法改正法案2019、国籍改正法案並びに他の法案が議会に提出された。副議長は法案を更なる検討のために常任委員会に送付した。結婚年齢の下限を18歳と定めることに関して与党メンバーのラメーシュ・クマール博士によって提出された法案に対し与党内では鮮明な分裂、連邦相間では激しい対立が窺われた。ヌールル・ハック・カードリー連邦宗教問題担当相とアリー・ムハンマド・ハーン議会問題担当副相は法案提出のための動議に反対し、この件ではイスラーム・イデオロギー評議会に意見を求めることを勧告した。シーリーン・マザーリー博士は法案提出の動議を支持し、同女史は「ドバイやトルコ、エジプトでは、18歳という結婚年齢の下限が存在します。法案は議論のために委員会に提出すべきです。」と述べた。パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派のシャーイスタ・パルヴェーズ女史は「一握りの人々だけがイスラームの請負人だとでも思っているのですか。法案は委員会に提出すべきです。」と述べた。副議長は投票により採決を取ったが、議場内の各党内では賛否の意見が入り乱れたが、パキスタン人民党は賛成の立場をとった。172人の議員が法案に賛成し、50人が反対した。副議長は法案を当該の常任委員会に送った。ムルタザー・ジャーヴェード・アッバースィーは南パンジャーブ、バハーワルプール、ハザーラ各州創設の絡みで憲法改正法案2019を議会に提出した。ウマル・アユーブ氏は「ハザーラは州になります。我々は法案に賛成します。」と発言した。

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(翻訳者:萩田宙)
(記事ID:811)