海路でマレーシアへ向かおうとしていた55人のロヒンギャを保護
2019年05月15日付 Prothom Alo紙
海路を使って違法な手段でマレーシアへ行こうとするケースは後を絶たないようだ。警察はここ数日間と同様、昨日と今日もバングラデシュ南部のコックスバジャル(コックスバザール)県のウキヤとテクナフからマレーシアに向けて密かに出国しようとしていたさらに55人のロヒンギャ55人を保護した。保護されたのは女性31人、男性14人、それに子どもが10人となっている。
警察は火曜日(5月14日)の夜11時頃ウキヤ郡ジャリヤパロング・ユニオンのロンボリパラ地区で24人、翌水曜日の午前7時半頃にテクナフ郡バハルチョラのノアカリパラ海の沿岸地区で31人のロヒンギャを保護した。
ウキヤ警察署のモハマド・アブル・カエル署長とテクナフ・モデル警察署のABMSドハ監察官(捜査担当)は、プロトムアロ紙の取材に対してこの事件を認めた。
ウキヤ警察署の関係者によれば、海を経由してマレーシアに向け密かに出国させる目的で、かなりの数のロヒンギャが火曜日夜ロンボリパラ湾の沿岸地区に集められたという情報を得た警察部隊が現場に急行した。警察の捜査がはいることを察知した密入国業者のグループのメンバーらは逃走したが、警察は女性11人、男性7人、子ども6人を含む24人のロヒンギャを保護した。
一方、水曜日の朝には、テクナフのノアカリパラ地区からロヒンギャの人たちをマレーシアへ密入国させるための準備が行われているとの情報を得て、警察は作戦を決行した。この時の捜査で女性20人、男性7人、子ども4人の計31人のロヒンギャが保護された。しかし密入国の業者の身柄を確保することはできなかった。
この記事の原文はこちら
(翻訳者:是松イサム)
(記事ID:823)