アメリカがバローチスターン分離独立派組織をテロ組織に認定
2019年07月03日付 The daily Jang紙

バローチスターンでの中国人技士、カラチでの中国総領事館、グワーダルでのホテルのテロ攻撃がブラーフムダーグ・ブグティーとハルブヤール・マリーの組織に対する否定的な判断の根拠になった―米国務省

非合法BLA、ジュンドゥッラー、ジャイシュル・アダル、フィダーイーネ・イスラームは国際テロ組織のリストに追加、アメリカでは資産が凍結、アメリカ国民にはこれら組織との取引が禁止

パキスタンではテロを煽る者、テロ事件の組織者、協力者、および外部スポンサーは厳しい追及の対象となり、彼らは法廷の場へ突き出されることになりましょう─―外務省スポークスマン、アメリカの決定を歓迎

ワシントン(本紙):-アメリカはブラーフムダーグ・ブグティーとハルブヤール・マリーのバローチ分離独立派組織、非合法バローチ解放軍(BLA)をテロ組織に認定した。アメリカ国務省は非合法ジュンダッラー、ジャイシュル・アドル、およびフィダーイーネ・イスラームもまた、国際テロ組織のリストに追加した。アメリカではこれらのテロ組織の資産は全て凍結された。アメリカ国務省によると、アメリカ国民にはこれらの組織との取引は一切禁じられるという。非合法BLAはテロ活動に手を染めている。BLAは治安部隊や一般市民を標的にする武装分離独立派グループである。アメリカ国務省の弁では、BLAによって昨年パキスタンで多数のテロ事件が引き起こされたという。BLAは2018年8月にバローチスターンで中国人技士たちを襲い、2018年11月にはカラチの中国総領事館を襲撃し、更に2019年3月にはグワーダルのあるホテルを襲撃した。ちなみに、パキスタンとイギリスは既にBLAをテロ組織に認定しており、パキスタン政府は長期に亘りアメリカに対しBLAをテロ組織に認定するよう要求していた。パキスタンはアメリカによるバローチ解放軍(BLA)の国際テロ組織認定を歓迎したている。外務省から出された声明の中で、パキスタンはアメリカ政府当局によるバローチスターン解放軍の国際テロ組織のリストへの追加は確認済みである、と述べられている。外務省スポークスマン、ムハンマド・ファイサル博士曰く、「BLAは近年の国内で多くのテロ事件に関与しており、2006年以来既に彼らはパキスタン国内において非合法と認定されていました。アメリカによるテロ組織のリストへの追加の措置によりBLAのテロ活動が衰えを見せるものと期待されます。」と。同外務省スポークスマン曰く、「パキスタンにおいてテロ活動を煽る者、テロ事件の組織者、協力者及び外部のスポンサーも厳しい追及の対象となり、法廷の場に突き出されることになりましょう。」と。なお、非合法組織、バローチスターン解放軍及びジャイシュル・アドルは過去何年にも亘りバローチスターンはおろか全土で、一般市民と治安部隊を対象とする襲撃テロ事件やその他のテロ活動に関与している。

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(翻訳者:岩崎航)
(記事ID:839)