ホーリー・アーティザン襲撃犯7人に死刑、1人が無罪
2019年11月27日付 Prothom Alo紙


3年前、ダカ市グルシャン地区のレストラン「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」で起きた武装集団による襲撃と残忍な虐殺事件の判決が出された。裁判所は8人の被告のうち7人に死刑判決を言い渡し、1人を無罪とした。公判開始からちょうど1年がたった今日水曜日、ダカの反テロリスト特別法廷は、多くの論議を呼んだこの裁判の判決を出した。
 絞首刑による死刑判決を受けたのはラフィウル・イスラムことラキブル・イスラム・リーガン、ラジブ・ガンディことジャハンギル・アロム、ラシュことモハンモド・アスラム・ホセイン、ソヘル・マハフズことアブドゥス・ショブル・カーン、シャゴルことモハンモド・ハディスル・ロホマン・シャゴル、マムヌル・ロシド・リポン、ショリフル・イスラム・カレドの7人で、ボロ・ミジャンことミジャヌル・ラフマンが無罪とされた。
 2016年7月1日にホーリー・アーティザン・ベーカリーで起きた武装集団による残虐な襲撃はバングラデシュ全土を震撼させた。
 2018年11月26日の起訴によりこの襲撃事件の公判が開始された。この1年間で国側はこの襲撃事件に113人の証人を出廷させた。その中には殺害された警察官の遺族、攻撃を阻止しようとして負傷した警察官、ホーリー・アーティザン・ベーカリーの経営者や従業員、人質となった客、そして武装集団が残虐なこの襲撃の準備のために隠れ家として使った家屋の所有者などが含まれた。
 2016年7月1日ダカのクルジャンで起きたこの事件はバングラデシュ全土を震撼させるとともに、武装組織の広がりが危険なレベルに達していることを明らかにした。
 武装グループは9人のイタリア人、7人の日本人、1人のインド人、3人のバングラデシュ人計20名を殺害した。
 警察の捜査により、この襲撃に関与したグループの名前はネオJMBであり、事件の後、自分たちが国際的な武装組織IS(イスラミック・ステート)であると主張していたことが明らかになった
事件の後、治安部隊はダッカを含む国の各地で次々地と掃討作戦を展開し、武装集団の隠れ家を破壊した。こうした掃討作戦でホーリー・アーティザン・ベーカリー事件の首謀者タミム・チョウドゥリなど事件に関与した8人のグループ幹部が殺害された。また襲撃を行った犯人のうち5人は事件の翌日の朝に特殊部隊の攻撃により殺害されており、事件に関与した生き残りの8人が刑務所に収監されていた。今日この8人に対して判決が行われた。

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(翻訳者:藤原功樹)
(記事ID:858)