国民議会、児童に対する虐待を働いた犯人を公開絞首刑に処するとの決議が承認、パキスタン人民党及び大臣2名が反対
2020年02月08日付 The daily Jang紙

パキスタンが署名した世界憲章はこれを認めていません。犯人は終身刑に処すべきです。保釈は断じて許してはなりません。終生獄で過ごして貰います──パルウェーズ・アシュラフ元首相
決議の承認は至高の神のご意思です──アリー・ムハンマド・ハーン、このような法律は暴力を好む社会にこそお似合いです──ファッワード・チョウドリー、決議には政府与党のバックアップはありません。単独の行為です──シーリーン・マザーリー
イスラーマーバード(ジャング特派員、通信各社):-国民議会は、ノウシャヘラの8歳の女児イワズ・ヌールちゃんに対する残忍な殺害を激しく非難しつつ、このように要求した。すなわち、子供に対するこのような恥ずべきそして無慈悲な殺人事件の再発を防止するために、虐待の上に殺害した犯人は単に死刑のみならず、公開絞首刑に処すべきである、と。この決議はアリー・ムハンマド・ハーン議会問題担当国務相が提出した。議会は賛成多数で決議を承認したが、パキスタン人民党はこれに反対した。決議には国民議会議員イムラーン・ハタック、エージャーズ・シャーそしてモウラーナー・アブドゥル・アクバル・チトラーリーの3氏を含む6人の議員の署名があった。アリー・ムハンマド・ハーン氏は述べた、「決議の承認は、この国にコーランとスンナの体制の施行をお望みの至高の神の御意志です。私は、議会に敬意を捧げます。」と。この問題はかつて人権に関する常任委員会でも審議されたことがあったが、パキスタン人民党は死刑の提案に合意しなかった。パキスタン人民党のラージャ・パルウェーズ・アシュラフ氏は述べた、「パキスタンが既に署名を行った世界憲章は公開処刑を認めていません。無垢な児童に対する虐待の犯人は終身刑に処すべきです。保釈は断じて許してはなりません。その者には終生獄で過ごして貰います。公開絞首刑の提案には熟慮が必要です。この刑罰に対して多くの国々が不快になるでしょう。」と。彼曰く、「刑を重くしても犯罪が無くなるわけではありません。刑罰が死刑であることによって、その犯罪が止まりましたか。」と。他方、パキスタン正義運動の2人の連邦相も公開処刑に反対した。シーリーン・マザーリー人権担当相は自身の発言の中で公開処刑に関する決議を痛烈に非難しつつこう述べた、「国民議会で公開処刑に関して可決された決議は党の関与の埒外です。この決議には政府与党のバックアップはありません。単独の行為です。我々の中の多数はこれに反対していました。ただ、私はミーティング中であったので国民議会には足を運べませんでした。」ファッワード・チョウドリー科学技術担当相は述べた、「公開処刑の観点で決議を強く非難します。この手の刑罰は社会を無感覚に追いやります。そして刑罰はそれ自体の効果を失ってしまいます。」と。

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(翻訳者:田中葵)
(記事ID:870)