詐欺グループの逮捕
2020年06月15日付 The daily Jang紙

FIA(連邦調査局)のサイバー犯罪班は、国立銀行の行員を装って善良な一般市民から詐欺の手口によって何十億ルピーに上る大金を奪った異なるグループの16人を逮捕したことは極めて喜ばしいことである。彼らから5000台以上の携帯電話や最新の機器を発見した。すなわち、これは彼らが何千枚もの偽造SIMカードを取得していたということを意味する。これらの犯人は、犯罪の意図で一般市民に電話やSMS(ショート・メッセージ・サービス)を送りつけ、銀行口座の絡みで彼らを慌てふためかせたり、お馴染みの政府による支援計画にかこつけて、給付金話しで誘惑して目的を達成していた。これらのグループは現在までに何千人もの人々の銀行データを取得し、彼らの銀行口座から何千、何億ルピーもの大金を引き出している。過去2週間、これらの犯行の動きに急増が見られ、これが概ねFIAが犯人に辿り着く足掛かりになったということは特筆に値する。今回の措置が疑いもなく広範囲に亘る成果を孕んでいることは後々明らかになろうが、我国ではサイバー犯罪の形態は極めて多岐に及んでおり、その極めて有害な影響が若い世代を蝕んでいる。その最たるものがモラル・ハーザード、薬物使用、国境を越えた人身売買、賭博、そして投機(?)である。一方この嫌悪すべき、非人道的な商売に手を染める輩が国際的なサイバーネットワークと結びついている可能性は否定することができない。たとえ上記の容疑者たちの逮捕の現場はグジュラーンワーラー、ファイサラーバード、そしてムルターンの諸管区であったとしても、これは実際に一国全体に及ぶビジネスである。FIAがその活動範囲を国全体にまで広げて、サイバー犯罪の根絶のために決定的な措置を行うことを強く期待する。

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(翻訳者:山本星玲奈)
(記事ID:878)