連邦大臣の話、ヨーロッパやイギリスにおいてPIA(パキスタン航空)の便の運航は6ヶ月間停止
2020年07月01日付 The daily Jang紙

パイロットの疑わしいライセンス、UAE(アラブ首長国連邦)も説明を求める書簡送付

欧州航空安全機関は国営航空会社の航空業務の許可状を停止した。国連もPIAを禁止し、パキスタンで登録された全ての航空会社の名前を自身の公認リストから除外した

50人のパキスタン人パイロットと4人の航空管制官のライセンスの裏付けをして、UAEと欧州の航空安全機関の信頼を取り戻す歩みを進めている。

パキスタン民間航空局は50人のパキスタン人パイロットと4人の航空管制官のライセンスを入念に検査した上、報告書を提出すべし─UAE、欧州航空安全機関の懸念を払拭するために対策を講じています──PIA広報官

イスラマバード(特派員、本紙 APP) :-疑わしいパイロットに関する民間航空相の話。ヨーロッパ向けのPIAの便の運航が6ヶ月間停止された。UAEも説明を求めて書簡を送付した。国連も禁止し、パキスタンで登録された全ての航空会社の名前を自身の公認リストから除外した。詳細によれば、欧州航空安全機関はPIAのヨーロッパ域内での運行を6ヶ月間停止とし、PIAのヨーロッパ域内での運航業務の許可状を6ヶ月間停止とした。その後、PIAのヨーロッパ向けの便は全てキャンセルとなった。ただ、外務次官は緊急にヨーロッパ各国の大使と連絡を取り、PIAの航空機のヨーロッパ域内やイギリスでの着陸や上空通過の許可を確保した。PIAの広報官によると、停止措置は2020年の7月1日の午前0時(協定世界時間)から適用されることになるという。PIAのヨーロッパ行きの便は当面全てキャンセルとなり、既に予約済みの乗客は予約を6ヶ月以上先に変更するか、払戻金を受け取るようにとのことである。広報官曰く、「PIAは欧州航空安全機関と連絡を密に取っています。彼らの懸念を払拭するために対策を講じています。政府や航空当局の措置を受けてこの停止措置が早期に解除になることを期待しています。」と。民間航空局の広報官によって出された声明によれば、この決定を不服として申し立てを行うことは可能であるという。この決定の結果PIAはヨーロッパ向けの便を当面の期間全てキャンセルにしているところであるという。話変わって、UAEの民間航空局は疑わしいライセンスのパイロットについて疑念を表明しながら、パキスタンに対しライセンスの検査を要求した。これに関連してUAEの民間航空局長官はパキスタンの民間航空局長官宛てに書簡を送付し、この件について説明を求めた。
その書簡の中では、疑わしいライセンスのパイロット事件の件でアラブ首長国連邦の航空会社で働くパイロットや航空管制官の資格を入念に検査するようにと述べられている。書簡によれば、パキスタン民間航空局は疑わしい、あるいは、偽のライセンスについて説明をし、また、同民間航空局は50人のパキスタン人パイロットと4人の航空管制官がライセンスを入念に検査した上、報告書を提出すべしとのことである。また、書簡に曰く、航空安全にとって検査が極めて重要である、と。また、パキスタン民間航空局は飛行整備士や航空管制官に対しどのように免許を発行しているのか、これについて述べるべし、ということである。国連はパキスタンの航空会社の利用を禁止し、パキスタンに登録している全ての航空会社を国連の公認リストからも除外した。ちなみに、昨日ベトナム民間航空局も疑わしいライセンスについての情報が流れた後、全てのパキスタン人パイロットを地上待機とした。ベトナム民間航空局高官曰く、ベトナムにおいて27人のパキスタン人パイロットにライセンスが与えられていたが、その内の12人はパイロットとして在職しており、残りの15人は契約が切れているか、新型コロナウイルスが原因でパイロットとしては休職中である、と。

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(翻訳者:檜物樹)
(記事ID:909)