ペシャーワル・バス高速輸送システムが開業,パルウェーズ・ハタック氏が正しく、私の疑念は誤りでした──イムラーン・ハーン
2020年08月14日付 The daily Jang紙

バス路線は全ての病院を結びます。ハイブリッド・バスにより汚染は低く抑えられます──首相,苗木を植樹し,ポリオ撲滅キャンペーン,「思いやり成長プログラム」の幕を切って落とす

27km路線に220台のバスが走る。自転車専用道路と32の駐輪ポートも設置,総工費710億以上,運賃10~50ルピー。

ペシャーワル(本紙):-ペシャーワル・バス高速輸送システム(=BRT)が運行を開始した。首相が開業の幕を切って落とした。開業式典で演説しつつイムラーン・ハーン首相は次のように述べた、「私は当初BRTに対して疑念を抱いていました。パルウェーズ・ハタック氏が正しく,私の疑念は誤りでした。」と。彼は,「私はハイバル・パフトゥーンハー(=KPK)州政府を祝福します。路線は全ての病院を結びます。ハイブリッド・バスにより汚染は低く抑えられます。」と述べた。その後,首相は,ポリオ撲滅キャンペーン及び「思いやり成長プログラム」*の幕を切って落とした。路線の長さ全長27Kmの計画で、総工費は710億ルピー以上。当初128台のバスで運行を開始し,最終的には計220台のバスが運行される予定である。運賃は10~50ルピーで,身体障害者用の区画も用意される。同計画では自転車専用道路と32ヶ所の駐輪ポートも設けられている**。詳細によれば,高速輸送システムが開業した。イムラーン・ハーン首相は開業式典で演説しつつ次のように述べた、「BRTの運賃は一般利用者の手の届く範囲です。国民の生活の向上が最優先です。」と。イムラーン・ハーン首相は,次の事実も認めた。曰く、「私はペシャワールBRT計画に疑念を抱いていましたが,パルウェーズ・ハタック氏はこれに自信満々でした。正しいのはパルウェーズ・ハタック氏で,誤っていたのは私の方でした。」と。首相曰く,「BRTのおかげで市内の交通の流れも改善されるでしょう。」と。首相は,ハイブリッド・バスにより汚染は低く抑えられるとも述べた。曰く,「私はKPK州政府とマフムード・ハーン州首相に対しBRT計画の完成を祝福します。」と。曰く,「BRTの運賃は10~50ルピーで、市民の負担になりません。学生用の切符も用意します(?)。BRTは全ての病院も結びます。BRTによって最上の移動の便宜が得られます。これにより幸せが訪れるでしょう。」と。ちなみに,イムラーン・ハーン首相は,ペシャワール・バス高速輸送システム(BRT)の開業式典に出席したが、当初27Kmの路線に128台の最新式の空調機能付きのバスをが運行される。首相は同式典に先立ち、計画に関する詳細なブリーフィングを受け,首相は同式典の後実際にバスにも乗車した。初乗り運賃は10ルピー,その後5Km毎に5ルピーが加算される。バス利用者には,車内と駅では無料のWi-Fiやモバイル充電その他の便利なサービスが用意されている。更には,身体障害者用に車内でも駅でも特別の場所が用意されている。日に40万人以上の乗客がBRTを利用する見込みである。総工費710億以上に上るこの計画では220台のバスが運行予定であり,日に35万人以上の乗客の足となる見込みである。乗客に情報告知のため最新システムが工夫され,一方で,プラットフォームには乗客の安全と効率化のため自動ドアが設置されている。バス停では乗客の便宜のためにエスカレーターとエレベーターも利用できる。ところで,ハイバル・パフトゥーンハー州のメガプロジェクト,BRTは2017年10月、パルウェーズ・ハタック同州首相の在任期間中に着工し、その完成までに6ヶ月の期日が設けられていたが,工事の間開業を見据えて約8回期日は繰り延べられた。当初計画に掛かる予算は約490億ルピーに見積もられていたが,計画の設計ミスのために24回を超える変更が加えられ,その結果、費用は710億ルピー以上に膨らんだ。さて,カームラーン・バンガシュ情報担当特別補佐官曰く、「チャムカニーからカールハーノー・マーケットまでの27Kmの何時間も掛かった行程は今やズー・エクスプレス***ではたったの45分になり,BRTの各停の路線では1時間で踏破します。」と。曰く,「利用者は,モバイルアプリ,交通カード,あるいはトークン方式でも運賃を支払うことができます。その他,BRTには自転車専用道路と32ヶ所の駐輪ポートが設けられています。BRT用に環境にやさしいバスが採用されました。」と。話変わり,首相は「思いやり成長プログラム」の幕を切って落とした。第一段階として9つの県で33ヶ所の「思いやり成長センター」を設立している最中で,同プログラムによると、四半期ベースで女児には2000ルピー,男児には1500ルピーの給付金が支給される予定である。木曜日、イムラーン・ハーン首相はハイバル県に設立された成長センターの1つを訪問したが、その際特別補佐官サーニア・ニシュタル博士が首相にプログラムについてのブリーフィングを行った。この席にはシャー・ファルマーン・ハイバル・パフトゥーンハー州知事,マフムード・カーン同州首相,ピール・ヌールル・ハック・カードリー宗教問題担当連邦相や各界の代表たちも顔を揃えた。イムラーン・ハーン首相はハイバルで植樹を行い、植樹運動に乗り出した。また、首相は,この場でポリオ・ワクチンの薬液を投与して、ポリオ撲滅運動の開始を告げた。話変わって,イムラーン・ハーン首相は,住宅供給・建設・開発のための国家調整委員会の週に一度の定例会合で演説して「建設の分野で全ての段階の自動化,デジタル化及びシステムの簡便化に十二分の注意が払われますよう。」と述べた。会合には,情報相シブリー・ファラーズ上院議員,サイヤド・ズルフィカール・アッバース・ブハーリー在外パキスタン人担当特別補佐官,複数の関係省庁の事務次官,新パキスタン住宅供給公社議長,国立銀行総裁,歳入庁長官,その他政府高官が顔を揃えた。事務次官たちはオンラインで会合に参加した。著名な実業界の代表者、アーリフ・ハビーブ,アキール・カリーム・デーディー,モフシン・シェーハーニー,ハサン・バフシーの各氏も会合に参加した。

*訳注:児童の発育不全阻止を目的とした現政権の目玉である「思いやり(=エヘサース)計画」の一環として始められたプロジェクト。
**訳注:バスの軌道と並行して自転車用の軌道が設けられており、交通渋滞緩和のためこれも市民の足としてシェアサイクル(レンタル・サイクル)方式でこれが導入されたとのこと。
***訳注:一部の駅にのみに停車する快速バス・サービスのこと。

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(翻訳者:藤井文美)
(記事ID:914)