首相「母語とともに外国語も学ばねば」
2021年03月19日付 Prothom Alo紙


シェーク・ハシナ首相は読書の習慣を身につけることが大切だとして、様々な国の歴史や文化、人々の生活を知るきっかけ作りのために外国文学の翻訳に一層尽力するよう、バングラ・アカデミーに呼びかけた。

今日木曜日(3月18日)から、ダカにある国立の文化研究・普及機関バングラ・アカデミーとソラワルディ公園で1か月にわたっておこなわれる「不滅の言語運動記念ブックフェア」の開幕にあたり、首相官邸とバングラ・アカデミーを結んで開かれたビデオ開会式に、主賓として出席した首相はあいさつの中でこの呼びかけを行った。

首相は外国の文学作品翻訳の需要さを強調し、「母語を知ることが大事なのと同様、外国語も知らなければならない。そのためには翻訳が極めて重要だ。バングラ・アカデミーには外国文学の紹介を常日頃お願いしているが、それは文学を通じて人々の暮らし、文化、歴史を知ることができるからだ」と述べた。

首相はさらに、「読書の習慣を身につければ時間を持て余すことはない。現在では携帯電話などのデジタル機器を使って様々なものを読むことはできるが、一冊の本を手に取ってページをめくりながら読む楽しみには、デジタル機器では味わえない格別なものがある。だからこそ本の魅力は決して失われない。コロナ禍のなかにあってもブックフェアの会場内を歩いて本を読み、本を手に取ってみることの喜びを味わっていただくためにこの催しは開かれている」と語った。シェーク・ハシナ首相はこの日、首相の父ボンゴボンドゥ・シェーク・ムジブル・ロホマン元首相の手になる「私の見た新生中国」の英語翻訳New China 1952の出版式も行った。

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(翻訳者:仲村優人)
(記事ID:940)