パキスタン国内で製造された国産コロナ・ワクチン、パーク・ヴァック(Pak Vac)が国内に導入
2021年06月02日付 The daily Jang紙

ワクチンは中国の専門家の協力によって中国から輸入されたシノ・パック社の原材料を用いて製造。既に18万回分のワクチンを製造。
イスラマバード(特別リポート):―パキスタン国内で製造された国産コロナ・ワクチンパーク・ヴァックが国内に導入された。パーク・ヴァックは中国から輸入されたシノヴァック社の原材料を用いて中国の専門家の協力によって製造されたものである。国立衛生研究所におけるワクチン開始記念式典にて演説しつつ、アサド・ウマル企画開発改革及び特別イニシアティブ担当連邦相は以下のように述べた、「国立衛生研究所(NIH)の貢献は国民にとって誇りです。どの民族の発展においても教養のある人々の役割は非常に重要です。」と。彼曰く、「連邦(中央政府)は、各州と力を合わせて健康の分野を最新の水準にアップデート化を図るため、600億ルピーを投じているところです。」と。曰く、「至高なる神のお蔭で幸いパキスタンでのコロナの状況は他の国々よりかなり良好です。国家指揮及び対策本部(NCOC)は各州と力を合わせて非常に重要な役割を担いました。式典で演説をしながら、保健・健康担当首相特別補佐ファイサル・スルターン博士はこう述べた、「容易さは常に困難から生まれます。いま直面している困難からは容易さに通じる数々の道がはっきりと見えています。同博士曰く、「この現在の挑戦において我が友人である中国は親近感のある存在に見えました。曰く、「原材料からワクチンを作ることは、それ程生易しいことではありません。これは非常に重要な第一歩であり、少なくとも数年後にはパキスタン国内でワクチンの製造が可能になります。」と。农融中国大使は式典での演説の中で述べた、「コロナ・ワクチンの製造という点ではこれは両国共通の快挙です。我々の支援は、パキスタンのコロナ・ウイルスに対する闘いのためだけというのではありません。世界レベルで感染症の撲滅が我々に与えられた使命です。式典で演説しつつ、アーミル・イクラームNIH常任理事は述べた、「国民はこの感染症に勝って、成功を成し遂げました。」と。曰く、「NIHによりパキスタン初の製造プラントが建設されました。」と。彼は言う、「我々はカン・シノ・バイオとの臨床試験に参加し、同社と技術移転の取り決めを交わしました。」と。彼は言った、「パキスタン国内のワクチンの原材料の製造も間もなく始める予定です。我々は既に18万回分のワクチンを製造しています。」と。

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(翻訳者:田中葵)
(記事ID:958)