TTP(=パキスタン・ターリバーン運動)の自爆テロは非難に値する、国外勢力の指図で行われたテロ計画を阻止した兵士と彼らの犠牲に対し敬意を表します──イムラーン・ハーン首相
2021年09月06日付 The daily Jang紙

バローチスタン、TTPにより自爆テロ、マストゥーング通りのFCチェック・ポストが攻撃、兵士4名死亡、20名が負傷、多数が重体、民間人2名も含まれる
自爆テロ犯がオートバイを警察車両に衝突させた。犯人のバラバラ遺体は鑑定のために鑑識課に送付。一帯が封鎖、調査開始。TTPが犯行を認める.
隊員たちは任務に就くためハザール・ガンジ青果市場に向かっていた。6キロの爆薬が使用。内務相報告を求む。シャハバーズ・シャリーフ、マリヤム、ビラーワル他野党指導者の非難の表明
クエッタ、イスラマバード(通信各社、ニュース・レポーター、特派員、事件記者……):―バローチスターンの首都クエッタで非合法のパキスタン・ターリバーン運動が自爆テロを敢行。マストゥーング通りの国境警備隊(=FC)チェック・ポストへのテロ攻撃で4名が死亡、20名が負傷した。多数が重体であり、民間人2名も含まれている。自爆テロ犯はオートバイを警察車両に衝突させた。犯人のバラバラになった遺体は鑑定のために鑑識課に送られ、軍が大挙して[現れ]現場を封鎖し、捜査が開始されている。シェイフ・ラシード・アフマド内務相は事件の報告を求めた。爆破には6キロの爆薬が使用された。非合法のTTPが犯行を認めた。イムラーン・ハーン首相はこう述べた、「パキスタン・ターリバーン運動による自爆テロは非難に値します。外国勢力の指図で立てられたテロ計画を阻止した兵士たちとその犠牲に対し敬意を表します。」と。
 シャハバーズ・シャリーフ、マリヤム・ナワーズ、ビラーワル・ブットー・ザルダーリーなど野党指導者各氏の他多数の指導者がテロを非難した。警察によると、FCチェック・ポストの隊員20名は日曜日の午前7時45分にオートバイ5台と車1台に分乗し、ハザール・ガンジ青果市場に任務に就くため向かっていたる最中であった。ソーナー・ハーン警察署の近くに差し掛かったところ、オートバイに乗った自爆犯が彼らの方に突進してきて自爆して果てた。その結果、ナーイク・アブドゥッラーとシャフィー・ムハンマドの隊員2名が即死、隊員18名が重傷を負った。一報を得て、警察や国境警備隊、爆弾処理班が大挙して現場に駆け付け、一帯を包囲して、負傷者や遺体を病院に搬送した。ただ、ヒズブッラーとハビーブッラーの隊員2名は激しい損傷のために搬送先で息を引き取った。爆破の結果、現場にはバラバラになった遺体が散乱していた。爆弾処理班によると6キロの爆薬が使用され、ボールベアリングや釘も一緒に詰められていた。テロ対策部が自爆犯の頭部と足部位を押収した。
さて、死亡したFC職員は葬儀が執り行われ、その後、その遺体は故郷に送られた。イムラーン・ハーン首相が非合法TTPによるFCチェック・ポストでの自爆テロを激しく非難しつつツイッターのメッセージで死亡者の家族に対し弔意を表し、負傷者の快癒を祈った。曰く、「国外勢力の支援を得たテロリストたちの計画を阻止し、我々を防衛したことで治安部隊やその犠牲には敬意を表します。」と。シャハバーズ・シャリーフ・パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派代表は「本国の防衛に犠牲を捧げた国軍に敬意を表します。」と述べ、ビラーワル・ブットー・ザルダーリー・パキスタン人民党議長もクエッタでの爆破事件を強く非難し、「テロに対する戦争において、命を犠牲にした治安部隊員たちに対して敬意を表します。」と述べた。
 シェイフ・ラシード・アフマド内務相は報告を求め、こう述べた、「クエッタでこのところテロ事件が頻発しています。パキスタンに圧力を掛けようと躍起です。パキスタンはこの圧力から抜け出し、域内で重要な役割を果たします。」と。ファッルフ・ハビーブ情報担当国務相、シーリーン・マザーリー人権担当連邦相、エジャーズ・アフマド・シャー麻薬撲滅担当連邦相、パキスタン正義運動(PTI)チーフ・オーガナイザー、サイフッラー・ハーン・ニヤーズィー上院議員、カーセィム・スーリー下院副議長、スィラージュル・ハック・ジャマーアテ・イスラーミー党首、サリーム・マーンダヴィーワーラー上院議員他その他の政治家指導者たちがクエッタのマストゥーング通りのチェック・ポストで起こった今回の爆破事件を非難し、この爆破事件は反パキスタン勢力の仕業であると述べた。

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(翻訳者:Yuna白石 Sadaf)
(記事ID:984)