Eパスポートの発行
2021年11月25日付 The daily Jang紙

今日のデジタル・テクノロジーの時代では、人間の生活のほぼ全ての活動の場はインターネットの世界とつながってしまっている。現代でこれは国々の経済成長のためになくてはならないものとなっており、こういった理由で、世界中の国々の政府がITの分野に自身の持てる力を投じている訳である。
このような背景の下、連邦政府による来年からEパスポートを発行するという決定により、旅行者の時間の節約はもとより、長蛇の列で待たされる労苦から解放され、空港での出入国審査の業務もスムーズになるであろう。
シェイフ・ラシード内務相が議長を務めるある会合においてこの重要な決定についての発表と同時に、次のように述べられた。すなわち、現在の全ての手作業の煩わしさをなくし、在外パキスタン人がオンライン申請で手続きを終えるのに役立つ一方で、短時間で搭乗手続き、出入国審査を終えることで、乗客が旅客機までより早く辿り着くことが可能になるだろう。
Eパスポートやバイオメトリックパスポートには我が国のスマート身分証明書カードのようにマイクロチップが埋め込まれ、その中にパスポート保持者の全基本データが組み込まれており、この最新式のパスポートは旅行者の瞬時の識別や認証に世界中で使用されている次第である。
ところで、パキスタンでは本年度初頭からEパスポートの発行向けて政府レベルでは動いており、当初この6月からこのサービスを開始すると発表されており、この関連で、あるドイツの会社とも契約が締結されていた。
しかし6月の発行開始には間に合わず、現在は来年からこのサービスを始めることの決定がなされている次第である。2022年にはパキスタン人もこのサービスを利用しつつ、空港での本人確認の長いプロセスを避けられるようになることが期待される。

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(翻訳者:板谷結音)
(記事ID:1010)