遊覧飛行の振興
2021年11月22日付 The daily Jang紙

かけがえのない自然景観を有する観光資源に恵まれた国々における航空業の重要性は、少なくとも今日においては否定できない。メディアの報道によると、パキスタン初の航空機所有者及び操縦士協会(AOOA)が設立されたという。国内の遊覧飛行業に改善と改革をもたらすことが目的である。協会は、航空業の発展とその関連産業を通じた観光業の振興のために関係官庁と緊密に連携して活動する予定である。観光資源に恵まれた国々では、1932年より航空産業部門において、監督官庁と結びついた複数の組織が活動している。AOOAによると、国内の一般航空産業のためにパイロット及び準会員制度も近く開始される予定であるといい、加えてそれは航空会社協会に加入するというオファーも出されるという。こうした動きは非常に好ましい事態の進展である。
イムラーン・ハーン首相は、既に観光部門を国内の他の部門と同列に扱う心積もりである。この方面では、パキスタンは資源の豊かさで他国に引けを取るものではない。他の国々に比べ、はるかに多様なのである。しかし、通信や物流のネットワーク、航空業、食と宿、そして旅行者の世界レベルでの呼び込みや広報という点ではかなりの遅れを取っている。もし、連邦及び各州政府が各々のレベルで適切な措置を講じるのであれば、これによって観光部門で我が国の存在を更に引き立たせられるのみならず、それを介して経済のあらゆる部門で地元産業が発展させられるであろう。また、雇用も最大限の伸びが生まれよう。特に、政府にとっては税収という面で、極めて重要ということになろう。

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(翻訳者:野田純)
(記事ID:1011)