カラチにITパークの設立
2021年12月15日付 The daily Jang紙

輝ける未来が最先端テクノロジーの高度な技能を有し、これを創造し、これを輸出する国家のみのものとなるだろうことには疑問の余地がない。残念ながら、我々は目ざとくこの流れには乗れなかった。何れにせよ、まさに「急がば回れ」の格言がある通り、政府が国内最大の都市、カラチに情報テクノロジー(IT)パークを設立する計画に着手したことは喜ばしいことである。APP国営通信社によると、カラチ空港の近くに建設予定のITパークは面積10万㎡以上に及ぶ予定である。これは高層建造物から成る8,000人の雇用が見込まれる計画である。同ITパークには様々なIT関連企業のオフィスの他ITセクターの支援を行う諸機関のオフィスも入る予定である。同センターは国中の諸機関、諸都市のIT部門への支援提供を含めITに関する計画の立案や監視においても重要な役割を果たすであろう。カラチに続き、クエッタ、 グワーダル、サッカル、ハイデラーバード、ファイサラーバード、バンヌーン、スワート、そしてマルダーンでも同様のITパークが設立される予定である。パキスタンは前述のITパークを大韓民国を含め諸外国の支援によって完成させる予定である。ITパークの重要性を見積もるには全インドどころか、インドの1都市、バンガロールを例にとるだけで十分である。バンガロールは情報テクノロジー輸出における基本的な役割に基きインドのシリコンバレーと呼ばれている。なぜなら、インド全体のGDPに同都市の貢献が何よりも大きいからである。ちなみに、インドではそのような約35の都市が多かれ少なかれ30年間活動しており、インドはIT関連の輸出のみでパキスタンの年間の借款総額を超える額を叩き出している。我々はこの分野にでもインドと張り合わなければならない。そのようなプラスの競争は何れにせよ我々に利益となるからである。政府の措置は賞賛に値する。政府は今や経済の方向性を正すために全ての部門において、まさにこのような重要な決断が迫られている。

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(翻訳者:山本星玲奈)
(記事ID:1028)