パリヤーンター氏殺害事件、6名に死刑、7名に終身刑、そして76名に禁固2年の刑
2022年04月20日付 The daily Jang紙

ラホール(特別事件記者/本紙の記者による/モニター班):-パンジャーブ州グジュラーンワーラーのテロリズム撲滅の特別法廷のナターシャ―・ナスィーム・サプラー判事がスィヤールコートで起きた、スリランカ人のパリヤーンター・クマーラー氏焼殺事件の判決を下した。被告6名に死刑、同7名に終身刑、同1名に禁固5年、同72名に禁固2年、また1名には無罪を言い渡した。刑が言い渡された被告の内6名の被告、ムハンマド・フメイル、タイムール・アフマド、ムハンマド・イルシャード、アリー・フスナイン、アブー・タルハー、そしてアブドゥッラフマーンには2度に亘り死刑が宣告され、20万ルピーの慰謝料を被害者クマーラー氏の遺族に支払うように命じられた。9名の被告、ローヒール・アムジャド、ムハンマド・シュアイブ、エヘテシャーム・ゼーブ、イムラーン・リヤーズ、サージド・アミーン、ザエガム・メへディー、アリー・ハムザ、ルクマーン・ハイダル、そしてアブドゥ・サブール氏には終身刑と20万ルピーの罰金に加え、それぞれ20万ルピーの慰謝料を被害者の遺族に支払うように命じられた。アリー・アスガルには禁固5年、ナディームの息子ビラールは無罪が言い渡された。
 事件の重要性を考慮し、事件の審理を在グジュラーンワーラーの特別法廷で行うに代えて、被告全員を在ラホール・コート・ラクパト刑務所に移した。法廷は僅か1ヶ月と4日で審理を終えた。55名の携帯電話から入手した動画、DNA、鑑識からの証拠、そして46名の目撃者による証言が採用された。3月12日には被告たちは訴追された。検察チームは証人たちの保護を要請し、法廷はこれを承認した。検察官は目撃者を含め43名の証人と、監視カメラ10台の動画を1ヶ月にも満たない短期間の内に法廷に提出した。検察チームは被告たちを2件の事案に分け、最初の事案には被告80名が含められ、2つ目の事案には未成年の被告9名が含められた。18歳未満の被告はそれ以外の被告とは別に審理が行われたのである。アブドゥッルウーフ・ワットー上級特別検察官率いる5名より成る検察チームは、未成年の被告には死刑判決を下さないように要請した。
イムラーン・アフマド・グジュラーンワーラー管区警察本部長とハサン・イクバール・スィヤールコート県警察本部長を伴っての記者会見の席でナディーム・サルワル・パンジャーブ州検察庁長官は、「12月3日にスィヤールコートでスリランカ人のパリヤーンター・クマーラー氏が暴力を振るわれた上焼殺されるという事件が起きました。警察は被告89名を逮捕し、テロリズム対策特別法廷は成年と未成年の被告を別々に審理し、3月12日には被告を訴追しました。」と述べた。また同氏曰く、「検察チームは証人43名を法廷に送り、1ヶ月の短期間で証言の聴取を終えました。また法廷は被告に弁護の機会も十分に与えました。被告1名ビラールには晴れて無罪が言い渡されました。警察及び捜査官は懸命に任務を遂行してくれました。この事件は警察、検察双方の協同の最上の鑑です。宗教を大義名分にして悪を広める輩は、今後も厳しく取り締まります。これは法廷の非常に素晴らしい判決です。被告にも控訴する権利はございます。」と。

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(翻訳者:保本祐希)
(記事ID:1044)