パキスタンに在留する中国人の身の安全確保に万全を期すよう―シャハバーズ・シャリーフ
2022年05月18日付 The daily Jang紙
イスラマバード発(ニュース記者/通信社INPより):-シャハバーズ・シャリーフ首相は、パキスタンに在留する中国人の身の安全を確保に万全を期すよう指示を行いつつ、「国内の治安の改善のためにも、早急に措置が実施されますよう。CPEC(中国・パキスタン経済回廊計画)を危うくするような試みは、断じて容赦しません。病気の診断や予防、治療に向けて合弁事業の下での中国企業の投資のオファーを我が国は大歓迎します。」と述べた。詳細によると、シャハバーズ・シャリーフ首相を議長として、中国人の身の安全の確保に関して会合が開かれた。この席には内務省高官や各省の事務次官、治安やCPEC担当の高官も出席した。会合では、中国人の身の安全に関してブリーフィングがなされ、この席において首相は在留中国人の身の安全に万全を期すようにとの指示が出された。また首相は「国内の治安の改善のためにも、早急に措置が実施されますよう。CPECを危うくするいかなる試みも断じて容赦しません。」と述べた。
一方、首相府のメディア班から出された発表によると、火曜日、首相に中国のシノヴァック社の代表団が会見したという。会見の席にはシノヴァック社の統括マネージャー、強高(?)氏や国際事業部長の張ケビン氏、アブドゥル・カーディル・パテール連邦保険相、パキスタン国立衛生研究所業務執行取締役アーミル・イクラーム少将、またこの方面を担当する高官も顔を揃えたという。また会見の席では、新型コロナ・ワクチン接種のキャンペーンの間シノヴァック社からパキスタンに提供されたワクチンに関してブリーフィングが行われたという。また首相は、シノヴァック社がパキスタンへ投資の上、病気の鑑定、予防、治療に向けて合弁事業を行う案に深い関心を表明したという。首相は中パ両国の申し分のない友好関係の重要性を強調しつつ、「政府は中国企業による病気の診断、予防、治療に向けての合弁事業の下投資のオファーを歓迎します。この関連でいかなる協力も惜しみません。」と述べたという。また首相は、シノヴァック社が早くその予定に従って事業を開始できるよう、この関連で直ちに作業部会を起ち上げるよう連邦保険相に指示したという。「海外からの直接投資を増やすことは政府の最優先事項の1つです。我々はコロナ禍の間の中国の協力を尊敬の眼差しで見ております。」とも首相は述べたという。
原文をPDFファイルで見る
(翻訳者:保本祐希)
(記事ID:1048)