密入国斡旋業:パキスタン人グループが逮捕
2022年06月05日付 The daily Jang紙

素朴な人々を一夜の内に大金持ちになれるかの如く甘言を弄して、何十万ルピーもの大金を引き換えに西側諸国に密入国させるという商売が長年に亘り横行している。その違法で、非人道的な商売に対し関係機関が沈黙していることは非常に遺憾であり、意味深長である。国境地帯で商品を運搬するコンテナの中に羊やヤギのように詰め込まれ、ヨーロッパの海岸まで送り届けられた後に、その違法な移民たちは小舟で様々な国々へ密かに送り届けられるのである。非常に危険を伴う旅の間に、多数が道中で命を失い、あるいは、それらの国々の国境で逮捕の憂き目に遭う。それにもかかわらず、目的地まで到達を果たした者たちは警察の手から逃れるために、極度に危険な場所に身を寄せる。それらの人々の中には年齢を問わず男女子供たちが含まれ得るが、彼らの大部分は物乞い、性的搾取、臓器摘出、または犯罪に利用されてしまう。最新のマスコミの報道によると、ヨーロッパ警察は様々な国々での取り締まりの間に、パキスタン人の密入国斡旋に手を染めたある大きなネットワーク組織を摘発し、8人の重要指名手配犯を逮捕する一方、更に6人の逮捕に向けて強制捜査が進行中である。このグループは既に約1万の違法な移民をヨーロッパに送り込んでいる。更に、密入国斡旋に関与したところの、その大半がオーストリアで見つかった126人の共犯者もまた拘束された。このような状況は国際的なレベルでは我が国に不名誉をもたらす以外の何物でもない。これを踏まえて、国内でも大規模な捜査が求められる。そして、人道主義を歯牙にも掛けないブローカーたちを逮捕し、法律に法り然るべく刑罰に処することに躊躇があってはならない。更に、国民議会では密入国斡旋業防止法案は長年棚上げになったままであるが、これを出来るだけ早急に成立させる必要がある。

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(翻訳者:岩﨑亜美菜)
(記事ID:1049)