茶の栽培を拡大しよう
2022年06月25日付 The daily Jang紙

約2億3千万パキスタン人人口はとにかく茶を飲む。政府が70億ドルもの費用をかけて外国から茶葉を輸入しなければならない程である。あるリサーチによるとパキスタンは茶を輸入する国々の中で第4位である。現時点で我が国が陥っている経済的危機を踏まえ、アヘサン・イクバール連邦計画相は、パキスタン人1人1人が毎日1杯分茶を飲む量を減らせば茶の輸入に費やす貴重な外貨を節約することが出来るという提案を打ち出した。彼のこの尤もな提案を敵対勢力は穏当さを欠いたやり方で嘲笑しようとしたが、現実にこれには真剣に熟考してみる必要がある。アヘサン・イクバール氏は自身の提案の有用性を証明するために、昨日マーンセヘラのシンキヤーリーにある茶の研究センター*を訪れ、その地の茶畑や加工工場を視察した。その際に彼には、シンキヤーリーを含む北部地域における緑茶や紅茶の栽培、販売戦略や商業化に注意を向けることで茶への国内需要を満たすことが出来ると伝えられた。実際、パキスタンでは茶の可耕地は15万エーカーにも及ぶ。ただ、この方面に注意が向けられたためしがなかった。同連邦相が後に現在お茶の栽培のための基本計画を作成中であり、それにより雇用の機会が生まれ、外貨の節約にもつながるであろうと述べた。ムルタザー・アッバースィー議会問題担当相は茶の増産のために民間部門とのパートナーシップを確実にすると述べた。国内経済は現在厳しい締め付けの中にある。この状況から脱するために茶のような多数の品目の国内生産を促進することで国内需要を満たすだけでなく、それらを輸出することで貿易赤字も克服できるのだ。政府関係者(?)はこの方面に十分な注意を払うべきである。
*訳注:在シンキヤーリー国立茶及び高価値作物研究センター(National Tea & High Value Crops Research Institute, Shinkiyari)。

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(翻訳者:中川雅茂)
(記事ID:1058)