洪水被害:350億ルピーが必要、パキスタンの困難に対し世界が協力すべき。危機に対しすぐに対応がなされるだろう:国際連合
2022年08月31日付 The daily Jang紙

イスラマバード(ジャング・ニュース、各局)洪水後の復興にはパキスタンに350億ルピーが必要である。パキスタンで起きた史上最悪の洪水の結果起きた被害を克服するために、国連は国際社会に対し1億6000万ドル(約350億ルピー)の支援の必要性を訴えた。グテーレス国連事務総長は、パキスタンが受けた困難への支援のために、国際社会は前進し、即時の対応がなされるべきである、限られた資源しかないにもかかわらず、アフガン難民の支援を行っているパキスタンの人びとの寛大さを見て、そのような人びとが困難に直面していることを受けて私の心は折れてしまった、と述べた。ビラーワル・ブットー外相によると、人びとの悲しみは、言葉では言い尽くせず、即時の支援が必要である、即時の支援とともに被害を受けた地域の復興も必要である、降り続けた豪雨のため甚大な被害になった人びとの悲しみを伝えることは難しい、即座の支援が必要であり、友好国による支援に感謝する、と述べた。エヘサン・イクバールは国際社会がパキスタン支援に前進してくれるだろうという期待を表明した。在パキスタン国連駐在コーディネータであるジュリアン・ハーネス氏は洪水被害を受けた地域を自ら訪問し、数十万の人びとが被害を蒙っており、世界はパキスタンとの団結を表明するよう述べた。国連によるメンバー国との緊急会議の際に外務省で行われた式典で述べたものである。グテーレス国連事務総長はオンラインで演説した。同事務総長は、降雨と洪水により、パキスタンは甚大な被害を蒙った。インフラが破壊され、洪水被害に見舞われた人びとのためにパキスタンへの支援が必要である、温室効果ガスは世界的な酷暑の理由となっており、気候変動のために起きる自然災害の結果、1000人を超える人びとが命を失った。また負傷者も多数いる。パキスタンでは数十万の人びとが家を失い、学校がなくなり、生活が破壊されてしまった。重要なインフラはなくなってしまった。夢を失い、希望も消えてしまった。ビラーワル・ブットー外相は、国際社会に対し、次のとおり強調した。国連による要請に基づいて必要な支援をパキスタンの人びとにしていただきたい、というのも、我々は即時の支援をする必要があるだけでなく、被害を受けた地域の復興もしなければならない。外務省で開催された式典で演説の際に洪水で起きた被害を説明しつつ、人びとの悲しみは言葉では言い尽くせず即時の支援が必要である、人間の命、仕事、家畜にも被害が出ており、資産やインフラにも甚大な被害が出ている、もっとも被害が大きいのは、南部、北部、中部であり、特にスィンドとバローチスターンの被害が甚大である。外相によると、今回の被害は2010年の大洪水のとき以上になるという危惧がある。女性や子どもを含め数十万の人びとが家を失い、屋根もない場所で日夜過ごさざるを得なくなっている。食糧、飲料水、シェルターや健康を保つための施設設備が不足しており、日々生活が厳しくなっている。イスラマバード駐在の国連コーディネータ、ジュリアン・ハーネス氏は、共同記者会見で、ビラーワル・ブットー外相が、ベーナズィール・ブットー収入支援プログラムから350億ルピーが割り当てられ、パキスタンで洪水被害に遭った地域の460万世帯を対象として2万5000ルピーが支払われることとなった、ということを発表した。

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(翻訳者:萬宮健策)
(記事ID:1068)