娘の結婚費用の負担は父親の責務なり──ラホール高等裁判所
2022年11月26日付 The daily Jang紙

ラホール(司法担当記者):―チョウドリー・イクバール・ラホール高等裁判所判事は、結婚費用の負担は父親の責務なりと断じた。一般市民たるリヤーズ氏の前妻と娘に対する申し立てを受けてこう述べた、「娘の結婚というものは保護者の単なる感情的な問題にとどまらず、経済的にも負担の大きなものである。結婚の費用をどうして母親に押し付けることができようか?娘の結婚費用の負担は父親の責務であり、これを母親に押し付けることは法の原則に反する。」と。同裁判所は下級審の判決を覆し、娘の父親の上訴を棄却した。同裁判はこう述べた、「娘の結婚までは父親は保護者である。娘に費用を出す代わりに裁判所に伺いを立てるとは、何たる冷酷さか。リヤーズ氏は現妻の5人の娘たちの養育費を負担しているのだから、こちらの娘の費用の負担を拒否するというのは差別と同義である。リヤーズ氏は、娘に元前妻との同居を選択したことに報復しているのである。」と。
申し立て人の前妻と娘への訴えを受けて家庭裁判所に30万ルピーの支払いを命じていた。そこでリヤーズ氏は控訴し、治安判事法廷は支払い額を減じて10万ルピーとしたが、これを不服としては高等裁判所へと上訴したのであった。

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(翻訳者:水村なつみ)
(記事ID:1082)