日本はバングラデシュにはより良い選挙を期待している
2023年01月18日付 Prothom Alo紙


外交部記者、ダッカ
2022年6月7日公開
ダッカ駐在の日本大使である伊藤直樹氏は「日本はバングラデシュに今回は前回より比較的良い選挙を期待している」と語った。日本は、バングラデシュ政府が自由で公正な選挙を行うため措置を講じることを期待している。

日本の大使は、本日火曜日の午前中首都にある国営の記者クラブで開催されたイベント「DCABトーク」で行った質問に応えて、この期待を表明した。イベントの主催者はDiplomatic Correspodents Association, Bangladesh:バングラデシュ外交部記者協会(DCAB)である。

バングラデシュの今度の国政選挙への期待を問われると、伊藤直樹氏は「来年末に選挙を行われる予定である。この選挙については、メディアは毎日報道している。選挙に関して私は政府の方からいくつかの前向きな措置を取っていることに気付いている。これらの中には、新しい法律の制定や新しい選挙管理委員会の設立などが含まれる。 そのため、私は政府が前回に比べてより良い、自由で公正な選挙を行うための措置を講じることを期待している。」

日本の大使は記者団に向けて「あなた方は驚くかもしれませんが、ダッカ駐在の日本大使館は2018年12月に行われた選挙の直後に懸念を表明した。懸念の主な内容は、選挙期間中の暴力行為だった。すべての国民が投票権を自由に行使できることが必要不可欠だ。この状況においては、メディアの役割を過小評価する機会などない。」

伊藤直樹氏は「日本はバングラデシュではより良い、自由で公正な選挙が行われるところをみたいのだということは政府代表との会談で述べた。我々は、「政府関係者に対して自由で公正な選挙への期待を引き続き強調していく。」と述べた。

日本大使は、自由で公正な選挙において、メディアの役割を制約されることなく遂行することが重要であることを強調した。彼は「良い選挙を行うためにはメディアが独立して活動することが必要である。人々の想いをいかにメディアに反映できるかが重要だ。」と述べた。

伊藤直樹氏は、バングラデシュのメディア関連法について言及し、「現在ジャーナリストの間ではデジタル・セキュリティ法について議論が行われている。したがって、今から選挙までメディア関係者に自由に活動出来る機会が与えられるべきだ。」と述べた。

DCAB委員長のレザウル・コリムの司会によってDCAB幹事長のエイ・ケイ・エム・.モイン・ウッディーンはイベントで歓迎スピーチを行った。

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(翻訳者:秋山なるみ)
(記事ID:1084)