快挙を達成、初回のロシア原油を積んだタンカーがカラチに到着、次回の5万トンの原油貨物は来週到着予定。
2023年06月12日付 The daily Jang紙
カラチ、イスラマバード(本紙、特別代表、サバー・ニュース):-パキスタンは快挙を達成した。初回のロシア原油を積んだタンカーがカラチ港に到着した。次回の5万トンの原油貨物は来週到着予定である。海運筋によれば、ロシアのタンカー「ピュア・ポイント」が原油を積んでカラチ港に到着したとのことである。全長183メートルのタンカー「ピュア・ポイント」には4万5千トンの原油が積載されている。同タンカーは海洋嵐を避けて首尾よくカラチに到着した。海運筋によると、ロシア原油を積んだ同タンカーはカラチ港のオイル埠頭2で油を陸揚げする予定であるという。同筋によると、ロシアのタンカーは海洋嵐を避けて首尾よくカラチに到着したが、これにより、石油の価格の値下がりが期待されるという。シャハバーズ・シャリーフ首相は「私は国民と交わした約束を更に1つ果たしました。」と述べた。ソーシャル・メディアでの発言の中で首相はこう述べた、「私は国民と交わした複数の約束の内1つを果たすことができました。本日よりロシアのタンカーから石油の陸揚げが始まります。」と。シャハバーズ・シャリーフ首相曰く、「今日のこの日は革命的な日です。繫栄と経済発展、エネルギー安全保障に向かって一歩一歩歩みを進めています。これはパキスタンにとって初めてのロシア産石油であり、パキスタン-ロシア関係の新たなる時代の始まりなのです。」と。首相曰く、「この国家的事業の一環に携わり、ロシア産原油の輸入に実現に貢献した全ての人々を褒めたたえます。」と。
話変わって、財務及び税務担当連邦相イスハーク・ダール上院議員はこう述べた、「パキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派率いる連立政権は、IMFとの更に有利な条件での話し合いに向けてあらゆる必要措置を実行しているところです。グレード1から16の連邦公務員の臨時救済手当の35%上乗せは、2023-24年会計年度における給与所得者に対する救済措置の目玉の1つです。同様にグレード17から22の連邦公務員にもその臨時救済手当に30%上乗せがなされております。」と。ムハンマド・イスハーク・ダール連邦財務相は、日曜日、ある民営ニュース・チャンネルとの会話の中で、「政府は国民に最大限の救済を届けるために全面的に努力しました。」と述べた。ある質問に答える中で、パキスタン正義運動の前政権を弱い政策を立てたことで批判した。同相曰く、「それらの政策が原因で国民は日頃の暮らしの中でかなりの困難に直面せざるを得ませんでしたが、そのせいで我が国は必然的にかなりの経済的困難に直面しました。」と。ムハンマド・イスハーク・ダール上院議員はパキスタン・ムスリム連盟ナワーズ派率いる連立政権が、IMFとの更に有利な条件での話し合いに向けてあらゆる必要措置を講じていることを強調した。同相はこう期待を表明した、「IMFはパキスタンの前進に満足でありましょう。なぜなら、我が国は求められる全要請を果たしたのですから。」と。加えて、同相はパキスタン政府が定めた経済成長率は達成できると希望を表明したが、それは来年度の我が国の経済発展に対する楽観的な視点を示している。その他、同相は次のようにも述べた、「我々は物乞いなどではありません。IMFにメンバーなのです。我々はメンバーとして遇されるべきです。もしIMFから融資が獲得できなくても、来年度必要な220~250憶ドルは調達できます。」と。同相曰く、「25兆ルピーのパキスタンの債務がパキスタン正義運動の政権時代に49兆4千憶に膨らみ、経済も24位から47位に転落しました。」と。同相曰く、「我々は総選挙を視野に入れて予算を編成したのではなく、成長に基き編成したのです。選挙日を1日に統一し全国一斉に総選挙を実施するために予算案では選挙管理委員会には420億ルピーを計上しました。そして、この額面は7月1日以降に届くことになります。総選挙をいつ実施するかの決定は選挙管理委員会の領分です。政府が任期を終えた少なくとも54日後に総選挙は実施されます。もし議会が任期を全うする前に解散されれば、選挙管理委員会には更に30日の猶予が追加されます。しかし、その90日以内には総選挙は実施しなければなりません。」と。
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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:1117)