バングラデシュでは、インターネット上の自由度が低下
2024年01月02日付 Prothom Alo紙
プロトムアロ デスク
公開:2023年10月6日
バングラデシュでは昨年と比べて市民のインターネットの自由度が低下している。ワシントンに拠点を置く研究機関、フリーダム・ハウスの年次報告にはそのことを述べられている。報告によると、インターネット上の自由の分野で今年バングラデシュは100点中41点だった。2022年度は43点だった。
先日水曜日、「フリーダム・オブ・ザ・ネット2023」と題された報告書が発表された。報告書によると、点数が高ければ高いほどその国はインターネット上の自由に対して寛容である。70〜100点の国はインターネット上で自由、40〜69点の国は部分的に自由、0〜39点の国は自由ではないとされている。この指標によると、バングラデシュのインターネット上では市民は部分的に自由である。
フリーダム・ハウスは昨年6月1日から今年5月31日までの多数の出来事を考慮して報告書を作成した。今回、バングラデシュはインターネット上でのアクセスの妨害の分野では25点中12点、コンテンツを制限する分野では35点中18点、そしてユーザーの権利侵害の分野では40点中11点だった。
報告書によると、今回バングラデシュではオンライン上で影響力のある権利擁護者やジャーナリストに対する身体的暴力が増加した。野党のBNPの支持者らは抑圧されている。BNPの会議や集会の前には何度もインターネットや通信システムが遮断された。当局はデジタル・セキュリティ法を用いて野党の指導者、ジャーナリスト、政府の批判者、一般のインターネットユーザーをターゲットにした。
フリーダム・ハウスは、野党とその関係者、政府の様々なことに批判するマスメディア、市民社会の代表者に対する嫌がらせは続いていると言及した。また、バングラデシュの汚職は全体に広がっており、政治的な影響により汚職防止対策のプロセスが弱体化していると述べた。
フリーダム・ハウスは、計70カ国の状況をもとにこの報告書を作成した。バングラデシュの近隣諸国の中で、インドは50点、パキスタンは26点、スリランカは52点、ミャンマーは10点だった。最高点は93点でインターネット上の自由の分野では最高に位置しているのはヨーロッパのエストニアだった。他にはアメリカが76点、カナダが88点、ドイツは77点、サウジアラビアは25点、ロシアは21点だった。最低点は9点で中国だった。
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(翻訳者:浦杉はるか)
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