首相のサウジアラビア訪問
2024年04月08日付 The daily Jang紙
シャハバーズ・シャリーフ首相は昨日自身の首相職2期目における外遊の最初の訪問国サウジアラビアのメディナへ民間定期航空便で到着した。メディナ知事が同首相を出迎えた。首相は使節団を伴いまず預言者の墓廟に参詣し、預言者モスクにおいて夜の礼拝を執り行った。連邦内閣の閣僚、イスハーク・ダール、ハ―ジャ・アースィフ、ムハンマド・アウラングゼーブ、アブドゥル・アリーム・カハーン、アッターウッラー・ターラル、アハド・チーマの諸氏に加え、マリアム・ナワーズ・パンジャーブ州首相も連邦首相に同行した。今回の訪問では、首相がムハンマド・ビン・サルマーン・サウジアラビア皇太子と会見する一方、ムハンマド・アウラングゼーブ財務相は投資に向けての優遇措置についてブリーフィングを行う予定である。メッカ、メディナの二大聖地への巡礼は常に我が国の新しい政権担当者の一番の願いである。また、聖地への巡礼に加えて、イスラームを奉ずる兄弟諸国とあらゆる分野で幾重に亘る関係を強化することも、訪問の基本的な目的の1つである。パキスタンは経済的危機に瀕した時はいつも、サウジアラビアの指導層の惜しみない支援に浴してきた。昨今のパキスタンが直面している経済的危機も、サウジアラビア政府の協力が、この状況を打開する上で効果的であるのは確かであろう。しかし、今や新しい方針に基き、我々は金銭的援助に代えて、投資家たちにパキスタンへの投資を働きかけなければならない。そしてこれこそが首相の今回の訪問の本来の目的である。特別投資円滑化評議会の設立もこのために実施されたのである。また、首相のこの訪問がこの点において効果絶大ということになり、その結果、他の友好的な各国によるパキスタンへの投資の波が始まることが期待される。
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(翻訳者:中島彩瑛)
(記事ID:1154)