ガザで1万3000人以上の子供が死亡:ユニセフ
2024年07月07日付 Prothom Alo紙


アル ジャジーラ
発行: 2024年3月18日
 パレスチナのガザでは、過去5か月以上にわたるイスラエルの無差別攻撃により、1万3000人以上の子供が死亡した。国連児童基金ユニセフは昨日日曜日にこの情報を伝えた。
 ユニセフは、ガザ地区では数多くの子供が深刻な栄養失調に苦しんでいると伝えた。その上、飢えと栄養失調により瀕死状態にいる多くの子供たちの‘体には泣く力すら十分’に残っていない。
昨日CBSニュースネットワークのインタビューで、ユニセフの事務局長であるキャサリン・ラッセルは、「ガザでさらに何千もの負傷した子供がいる。しかし、これらの子供たちの所在も、我々は分からない」と述べた。キャサリン・ラッセルはさらに、「10月7日からガザで死んだ子供の数は、世界のどの紛争でも我々は見たことがない」と語った。
 ガザ訪問の経験からキャサリン・ラッセルは、「私は病院の小児病棟を訪問した。その病棟の子供たちは深刻な貧血と栄養失調に苦しんでいる。しかし、病棟全体はとても静かだった。その理由は、病気の子供たちの体には泣く力が残っていなかったからである」。
 パレスチナ人難民のための国連機関(UNRWA)によると、ガザの北部地域では2歳未満の子供の3人に1人が、現在深刻な栄養失調に苦しんでいる。当機関は、5ヶ月以上の間イスラエル軍の無差別な爆撃により、ガザ地区は飢餓の危機に瀕している。
 上空からの無差別爆撃だけでなく、イスラエル軍はガザで地上作戦も続けている。昨日イスラエルの首相ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、エジプト国境に接しているパレスチナのラファでの地上作戦の脅迫を繰り返している。その町には、家を追い出された約100万人のパレスチナ人が避難している。
去年10月7日、パレスチナ組織ハマスがイスラエル領を攻撃した。同日、イスラエル軍によるガザでの反撃が始まり、未だに続いている。ハマス管轄のガザ地区の保健省の情報では、5ヶ月以上の間、ガザでのイスラエルの攻撃によって3万1000人以上が亡くなった。その内、大部分は女性と子供だ。

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(翻訳者:森夏波)
(記事ID:1161)