選挙勝利直後プーチンは世界大戦を警告
2024年07月07日付 Prothom Alo紙


ロイター
モスクワ
公開:2024年3月19日
ロシアの大統領ウラジミル・プーチンは、選挙で圧勝した後、西欧諸国に対し世界大戦の警告をした。昨日の月曜日にプーチン氏は、米国主導の軍事同盟NATOとロシアの間直接衝突は、この世界が第三次世界大戦のほんの一歩手前にいることを意味すると忠告し、そのような状況は誰も望んでいないことは言うまでもない、と発言した。
1962年のキューバ危機以後、ウクライナ戦争は西欧諸国とロシアの関係は、最も致命的な危機を生み出した。プーチン氏は核戦争へと発展する可能性を示唆する一方で、ウクライナにおいて核兵器を使用する必要があるとは考えていないと述べた。
先月、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、将来的なウクライナへのNATO地上部隊派遣の可能性を否定することはしないと表明した。ただし、多くの西欧諸国は彼の立場からは距離を置いている。一方で、他の国々特に東ヨーロッパ諸国はマクロンの発言を支持している。
マクロン氏の発言そしてロシアとNATOの間の戦争のリスクについてロイター通信社の質問に対してプーチン大統領は、現代の世界ではあらゆる可能性があると発言した。
ソヴィエト連邦が崩壊後ロシアの歴史上最大の勝利得た後プーチン氏は記者らに対し、「そのようになれば、それは第三次世界大戦までわずか一歩だということは誰にとっても明白だ。しかし、誰もそれに興味を示さないだろうと私は思う。」と話した。
加えてプーチン氏は、NATO軍はすでにウクライナに駐在していると述べ、ロシアは英語とフランス語の会話を確認していると述べた。
ロシアの大統領選挙での投票は、3月15日から17日にかけて行われた。投票前にしてウクライナはロシアに対する攻撃が激化した。またキエフは、国境も越えてロシアで攻撃を展開する為に代わりの戦闘員も利用した。
アメリカ民主主義に冷ややかな目線
大統領選挙でプーチン氏は87.8%の票を獲得した。この勝利の結果、プーチンはさらに6年間政権の座にいることになる。
圧勝後、アメリカの民主主義を批判してプーチンは多くの西欧諸国よりもロシアの民主主義の透明性がはるかに高いと主張した。この選挙は、10ドルで1票を買えるようなアメリカの郵便投票(郵便で投票すること)のようなものではない。

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(翻訳者:谷岡広菜)
(記事ID:1162)