バングラデシュとの関係をさらに前進させることにインドは前向きだ:ジャイシャ
2024年11月30日付 Prothom Alo紙
ニューデリー
2024年9月17日
インドのS.ジャイシャンカル外相は「バングラデシュのここ最近の出来事はその国の『内政問題』だ。その件に口を挟むのは適切ではない。だが、隣国としてその国との安定した関係を維持することにインドは前向きだ。この関係をインドは更に前進させていきたい。」と述べた。
ジャイシャンカル外相は「隣国同士は相互に団結している。バングラデシュと我が国には通商関係がある。人々の密接な交流がある。この関係や交流を更に前進させていくことに我が国は前向きだ。」と語った。
ナレーンドラ・モーディー政権3期目の発足から100日を迎えたのに際し、ジャイシャンカル外相は火曜日、NDTVとのインタビューに答えた。そこで外交の様々な側面について述べる中で、バングラデシュについてこう発言した。実際、バングラデシュの政変と、同国とインドの関係について政府側から誰かがこれほど詳細に意見を示したのは今回がはじめてだ。バングラデシュの政変と、その状況におけるインドの責務について問われると、ジャイシャンカル外相は「常にすべてがうまくゆくとは限らない。常に万事が都合よく運びはしない。バングラデシュで起こったことは、彼らの自国の政治だ。完全な内政問題に他ならない。したがって、この件に口を挟むのは不適切だ。ただ言えるのは、我々は常に時の政権と関係を保っていくということだ。」と述べた。
ジャイシャンカルはこれに関連して「彼らが彼らの立場をわきまえ、関係性の重要性を理解しているのなら、隣国関係は一層の高みに達すると信じている。諸隣国は、常に相互依存関係にある。」と語った。
これに関して、ジャイシャンカルは特定の国名は挙げずに他の隣国とインドとの関係についても言及した。彼は「他の隣国でもいろいろなところで政治的事件が起こったが、それらは解決している。バングラデシュもなるようになるだろう。それについて口を挟むのは適切ではない。だが、我々の間にある関係を、我々の側として、安定させることを望んでいる。関係をさらに前進させていきたい。」と述べ、更に「我々の間にはとてもよい協力関係がある。通商関係は良好だ。人々の交流も素晴らしい。我々はこの道を進んでいきたい。」と語った。
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(翻訳者:川出航也)
(記事ID:1172)