ウォールド・シティー:100億ルピーの基本計画承認
2022年11月09日付 The daily Jang 紙
文学的、文化的歴史的背景を孕む都市ラホールが世界レベルで有する名声の核心は、彼の旧い都市域(=旧市街)であり、それは「アンダルーネ・シャヘル(城壁の中の都市)」または「ウォールド・シティー」の愛称で知られ、これに足を踏み入れるための12の市門もそれぞれ独特な歴史的背景を有している。これらの市門の内側に暮す人々もまた「活きのいいラホールっ子」として記憶されており、独特の文化的個性を保持している。この旧市街は、その存在ゆえにラホールの独自の個性が世界レベルで輝いた文学的、文化的、社会的分野の傑物たちの住んだ都であり、とりわけ東洋の詩人アッラーマー・イクバールの名は紹介にも及ばない。それ故、地方自治行政局は古都ラホールをその本来の姿で保存するために承認した100億ルピーに上る巨大予算の基本計画においては、12の市門のリノベーションは勿論のこと文学的および文化的な過去の偉人たちや芸術家の居宅を……に指定して保存することも優先的に含まれています。地方自治行政局は150万人の人口を抱えるこの原ラホールの歴史的な教育機関、学校、200を超えるバーザールや市場そしてその他の記念建造物のリノベーションによる復元計画に掛かる支出の透明性を図るために具体的な措置を取る決定もしている。このプロジェクトにおいては地方自治行政局、住宅局、LDA(=ラホール開発公社)、ラホール・アーバンユニット、旅行開発公社、考古学局、環境及び園芸局その他部局が、ある特殊な原則の枠内で相互に協力し合って事業を推進する予定である。計画に基く特別基金を通じて古い建造物や家屋を修復し、それらを復元することも優先事項に含まれている。その狙いはラホール市の古の名所旧跡を世界中の観光客にとって魅力的なものにすることである。
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:中川雅茂
記事ID:1096