本日はワーリス・ミール氏の命日なり
2023年07月09日付 The daily Jang 紙
ラホール(特別代表):-本日は著名なジャーナリストにして教師且つ文化人であった[故]ワ―リス・ミール教授の命日である。氏は1987年の今日の日(7月9日)に48歳の若さで没した。[故]ワーリス・ミール氏はパンジャーブ大学ジャーナリズム学科の学科長をも務めたが、戒厳令時代、強権的な為政者を前にして歯に衣を着せぬ物言いを憚らなかった。彼はそのジャーナリスト人生において、パキスタンの主要なウルドゥー語新聞全てに深みのある記事を寄稿し、それらはその死後に書籍の形で出版された。それらには『ワ―リス・ミールの知的所産』『良心の虜囚』『思想の自由を求める聖戦士』『軍による政治』『女性は半分ですか?』、『追従文学と政治』が含まれる。[故]ワーリス・ミール教授はどんなに困難な状況の中でも真実一路の旗を掲げ、特に新しい世代に真実を堅持せよとのメッセージを届けつつこの世を去った。ただ、彼はその著述を通じて今も生きている。[故]ワーリス・ミール氏はその死後、2012年民間人に贈られる我が国最高の賞「殊勲の三日月賞」を賜った。2013年には、バングラデシュ政府が氏のジャーナリストとしての功績を認め「バングラデシュの友賞」を授与した。2020年6月にパンジャーブ及びスィンド両州議会は[故]ワーリス・ミール氏に賛辞を送りつつ、氏の栄誉ために全会一致で決議が可決され、氏に対して出された反逆者という教令を頑として却下した。[故]ワーリス・ミール教授はパンジャーブ大学「ロー・カレッジ墓地」で永遠の眠りに就いている。
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翻訳者:吉田奈央
記事ID:1134