ジッダにおけるエジプト-サウジアラビア首脳会談(アル・アハラーム紙)
2005年10月04日付 Al-Ahram 紙

■ジッダにおけるエジプト-サウジアラビア首脳会談でイラクやシリアとレバノン情勢の展開について話し合った
 大統領にとってアブドゥラ国王が就任してから初のサウジアラビア訪問
 ムバーラク大統領とアブドゥラ国王は様々な分野での二国間関係の強化について話し合った
 両指導者はサウジアラビア-リビア間やその他のパレスチナ問題の進展などについて議論した

【ジッダ-ハサン=アーシュール ジャミール=アフィーフィ】

 ホスニー・ムバーラク大統領と二大聖地の守護者アブドゥラ=ビン=アブドゥルアジーズ現国王は、昨日ジッダの王宮にて首脳会談を行った。その会談には、副首相兼国防及び航空大臣スルタン=ビン=アブドゥルアジーズ皇太子が出席した。そして治安の崩壊しているイラク情勢やシリアとレバノン情勢、その他の中東地域情勢の展開やパレスチナ問題の情勢の進展について検討を行った。

 同様に、アラブの両指導者はエジプトとサウジアラビアの二国間関係、様々な分野、特に経済関係や投資関係における関係強化や支援の方法について話し合った。

 サウジアラビア王国をよく知る情報筋は、ムバーラク大統領と二大聖地の守護者という二人のアラブ指導者は、サウジアラビア-リビアの関係について話し合いを持ったと指摘した。ムバーラク大統領のサウジアラビア訪問は、兄弟のような両国間における審議と調整という枠組みから、アラブ共同体が直面している重要な問題について将来的見通しやアラブによる調停を目的として行われた。

 また、ムバーラク大統領の王国訪問は、元二大聖地の守護者である故ファハド=ビン=アブドゥルアジーズの逝去後、そしてアブドゥラ=ビン=アブドゥルアジーズが新国王及び二大聖地の守護者の地位を継承してから初の訪問である。


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( 翻訳者:寺嶋直之 )
( 記事ID:1050 )